いしだ会計の日記

西三河の開業税理士の日記です。

2005年05月

外国人の確定申告顛末

昼すぎまでに法人の申告提出すべて完了しました。
その足で以前税務署から連絡があって、ほったらかしになっていた
外国人の確定申告書の不足資料等もって
個人課税部門に行きました。

住所不定

一番のポカは「居住形態等に関する申告書」
を添付し忘れてたことです。
昨年は忘れずつけたのに、今年はみんな付け忘れました。
それでも何も言われずにとおっちゃったのもあるようで、
そう点、どうもチェックする人によっても違うのか?
だいいち地元の税務署以外からは、
なーんにも言ってこなかったですが。

後はやはり源泉徴収表の住所が、市役所の発行する
登録原票記載事項証明書の住所とあわない。
そもそもたどたどしい日本語しか書けない人が、
扶養控除申告書書いて提出していて、それでもって総務の人間、
源泉徴収表作成したりしてます。だから微妙に住所が違う。


「これ8と6間違えてますよ、後のアパート名一緒だし」
「これ本人7のつもりが1と総務判断したんじゃないですか」
登録原票記載事項証明書にまったく記載のない住所で、
源泉徴収票が発行されてる場合もあったりして。
税務署
「うーん、どうしたもんでしょうねぇ」

税務署
「この源泉徴収票、住所が書かれていないですよ」

「今ここで私が×××××、いいですよね」
税務署
「・・・・・・・」

「再発行しても同じ額がでてくるだけでしょ。第一、発行してるの
上場会社の○○○○ですよ。それこそ
外国人登録から住所確認してるでしょ」

なんだかんだで3時間かかって、4名分、申告年度10年分
ほど処理しました。疲れた。税務署の方も疲れた。

なんか年々細かくなってきているような気がします。
これも徴税コストに反映してきてしまうのでは。
こういった、あーだこーだ細かい添付書類とか、記載の整合性が
どうしても必要だとか、法令上の根拠ちゃんとあるのでしょうか。

今日はそこまで突っ込まなかったですが、どうなんでしょう。
それにしても疲れた。

3月決算申告終了

今日、法人の申告書すべてに印鑑いただきました。
明日提出して終了。

今月はきつかった、
個人の確定申告よりかずっときつかった・・・
ホントきつかった・・・

その日々もとりあえずは明日でお別れです。
迷惑かけたお客さんの帳簿も
がんばって追いつかなくちゃいけません。
がんばるぞー

遅れ気味(というか完全に遅れてる)の帳簿のお客さま。
明日からネジをまいて追いかけます。
どうもすいません。

来年はもっと要領よくやって迷惑かけないようにします。

といいながらも3月決算、来年もっと増えそうな気が・・・

カリスマ講師現る

今日土曜日も3級FPの相続事業承継の講師。
タックスなら以前やったし資料も使えると思ってたら、
相続で勘違いしてることに前日になって気がついた。

しょうがないので夜、お客さんのところから戻って資料作ろうと
思ってたら、何のことはない12時半まで
飲んでしまいました(さっさと帰ってやれアホ)。
仕方がないので朝の6時におきて資料作り。
お昼からでホントよかった。

資料人数分コピーして(56人涙)お昼少し前にGO。

今回はほとんど学生。
午前中の講師の方から私語やらなんやらで、とてもマナーが悪い。
最初にガツーンとかましたほうがいいとアドバイスあり。
多少覚悟はしていましたが、始業の時間になってもだ〜らだ〜ら
教室に入ってくるのみて唖然。ホントやる気があるのかよー。

別にガツンとやるとつもりはなかったのですが、
「あんたらホント大学生か。中学生でももっとてきぱき準備するだろ」
「だらしがないやつが資格だけとってどうするつもり?」
とついこういった言葉が出ちゃう。

それでも始ると眠たそうな学生はいくらかいましたが、
まあそれなりに聞き入っていたようです。
眠いのはこちらにもいくらか責任あるでしょうしね。

沢山の人を前にしてはなすのって、えらいエネルギーが要ります
それでもうまくいって興がのってくると一種の快感がある。
今回は残念ながらそんなことはなかったですが。

できうることなら、こういったことをするたびに
場の空気を支配できるような力量をもてるといいなと思います。

私の手振り、話し振り、期待されて視線が注がれる。
眠そうな人なんて一人もいない。みな目がらんらんと輝いて
その期待にすべて応えることの驚嘆。

なーんてことを眠そうな学生見ながら夢想する。

消費税、かわりにくーいのには理由があるようなないような

消費税は教える方としても、条文がひどく読みにくいのは
認めるところです。はっきりいって悪文といえるとさえ思えます。

少し前税務署のOBの税理士の方が言っていたこと。

今の消費税が導入される前も、直間比率を是正したくって
一般消費税の導入は計画されていました。
そして今の消費税が導入されるより少し前、いよいよ本格的な
一般消費税としての売上税が導入されるにあたって、国税も人材、
お金を投入してかなりのところまで準備していた。

ところがそこまでお金も人も突っ込んでいたら、売上税廃案になって
しまった。当然集められた人も解散。
これで国税、完全にやる気を失ってしまった。

その後のすぐに現在の消費税が導入されることが決まりましたが、
以前集められた人もばらばら、やる気もなし。国の根幹をなすべき
本格的な間接税を導入するにしても以前のダメージが
すっごく大きく、えらく傷ついた。

結局誰もやりたがらず、しょうがないから物品税なんかを専門と
していた、言葉は悪いですが国税では窓際っぽい人たちが
集められたようです。だから国のこれからの税制を形作る重要な
税法にも関わらず、個別間接税の論理で税法体系をつくっちゃった。
そういったこともあってかOBの方、消費税自体他の国税から見れば、
3流の税法という意識のようでした。

そういった経緯があったので、導入当初の内部の統制も
ばらんばらんで、まったく統一性ない。
上級官庁から、てんでばらばらの指示がでていたとのこと。

消費税を教えてる立場ながら、税法としては相続、法人、所得の
順番に好きでその後が消費税。
相続にしても法人にしても、勉強することは条文を覚えるのではくて
その税法の思考を体得することです。エッセンスが理解できれば
初めてのことでも推定から入っていってまず解釈間違えない。
がちがちに決められないと判断できないんでは大人ではないです。

消費税、条文上の解釈の幅がとっても狭くつくってあります。
そういったこともあってか面白みがあまりない。
計算してても課税判定した後はなんか作業やってるみたい。

見直しを見守りましょ

ちょっと前から所得税の課税方法の見直しについて
いろいろ取り上げられるようになりました。

給与所得控除の金額の縮小、退職所得、
長期譲渡所得・一時所得の課税方法等々。
給与所得控除はかなり以前から、この金額が大きすぎるのではと
いわれていました。
退職所得については、終身雇用制度が崩れてきているこの時代に
この課税方法が適正なのかどうか、
また長期譲渡所得・一時所得課税についても
いろいろな金融手法が多様化する中でこれでいいのか。

外資系の会社などでは給与、年俸制が当たり前です。
かなりの高額年俸をもらうことも少なくなく、給与所得控除の
控除を受けても最高税率の適用受ける方も多い。
そうなると年俸とりあえず減らして退職金にまわすため積み立てとく。
会社としてはでてくお金一緒だからすぐ払っても、
5年後に退職する時に払ってもどっちみ一緒。

ただし、もらう方は大分違う。1年当たり最低40万円の
退職所得控除差っぴいて2分の1が課税対象。
ダイレクトに給与所得課税受けるよりかは大分お得なはず。
こういった手法あったりまえに行われてます。

長期譲渡所得・一時所得の課税についても
50万円引いて、2分の1課税対象。
この手法もいろいろな手法駆使して他の所得区分から、
長期譲渡所得・一時所得にもってこれれば節税効果高いです。
組合方式を利用した節税に網がかけられたこととも
多分関係あるのでしょう。

お金持ちの節税(租税回避)手法


所得税の課税体系に関わることでしょうから、見直しに
ずいぶんと時間がかかることだとは思います。

退職所得課税の見直し、一番影響がでてくると思われるのは
実は年俸もらう外資系の会社員ではなく、公務員の人たちなのでは。
だって3000万円くらい普通もらう。
退職金をちょっと在籍してドーンともらい、ちょっと在籍しては
ドーンともらう、公益法人渡り歩く天下りの人も同じく影響大。

そういった意味も含みで見直しの推移、
皆でちゃーんとウオッチしましょう。

責任者でてこい

毎月恒例の農業の記帳指導。
今の時期、皆さん田植え等で忙しく全然、記帳指導にみえません。
おかげで読まずに溜まっていた税務通信、
最新号までぜーんぶ読めました。

その少ないみえられた1人で、30歳前半の農家としては
まだまだ若手の方と米作についていろいろ話をしました。
その方の場合、当たり前ですが、
お米は商業的にもう見切りをつけてやってます。

若い農家の人
「お米ってよくわからない。分けわかんない補助金とかあって、
調査のとき税務署にいろいろ聞かれてもわからないです」

「よく分けのわかんない、お米に関するお金が自動的に貯金から
差っぴかれたりしてて、何の目的にやってるのかまったく不明、
農協に聞いても要領を得ない」



「制度の目的がその制度そのものの保全が目的なんですよ。
だから分かりにくければ、分かりにくいほどいいんだと思いますよ」

「付加価値にまったく結びつかないことに、沢山のお金が
誰の責任かもわからに状態で突っ込まれてるので、
分かりにくいほどいいのですよ」

若い農家の人
「そもそもお米かなんか知らないが、個人の預金から
なーんの断りもなく勝手に差っぴくのって変じゃない」


「責任を誰もとらないのと同じで、農業、共同体幻想がとても
強いんじゃないですか。土地は共有財産で村のもの、皆のもの。
農協の貯金もひょっとして同じ思考で処理されてるのかも。
ようするになーなーですね」

「そんなことに関わって時間を浪費してはいけません。
ほっといて、本業の農業にせいをだしましょう」


こんな感じで、「そーそー変だよね」
「絶対におかしい」で意見は一致。

付加価値を生まないもの、生まない制度にどれほどの
労力とお金が突っ込まれてるか(お米以外も)。
分かりにくいから責任者分からず、だあ〜れも責任とらない。

責任問わないから、誰かこの分かりにくい全体像を教えてちょーだい。

あと2けーん!

3月申告も後2件となりました(今朝は後3件でした)。
最初はどうなるかと思ってましたが、なんとか目処がつきそうです。
迷惑かけてる他のお客さんも、なんとかおいつかなくてはいけません。

今月はずっと申告書の製本してます。
これが実際時間がずいぶんかかる。
決算の最終の数字が固まってから、

決算書関係入力→明細書作成→申告書入力・出力→
決算書に法人税等未払を入力→決算書作成→事業概況作成→
地方税申告書作成→委任状作成→それらを製本→元帳出力→
元帳製本→自署、印鑑

ここまでやるのに丁寧にやってると2時間ぐらいはすぐに経ちます。
新規のお客さんで明細書のボリュームが多いと、それこそ
半日でも終わらない。

こういった作業やりながら、以前の勤務時、数字が出来上がると
「あとやっといてねー」でよかったです。ホントありがたかった。
以前の職場のパートさんは能力高くてすごく助かった。
相続税の申告でも、財産評価しとくと申告書作成・製本まで
やっといてくれました。間違いをよくみつけたりもしてもらえた。

どんな組織でも底辺で支えてくれる人がいて成り立ってます。
高額納税者に名前を連ねてる人だって、自分ひとりで
稼いだわけではないでしょう。絶対誰かに助けられてる。

今頃になってあのころのありがたみ、しみじみ感じる。


もたない方に1票

資金力のない零細事業者、中小企業者の場合、人・物・金
いろいろな経営資源の稼働率に注意しなければいけません。

小さい会社、お金は通常かつかつの場合が多いのでそれが
遊ぶことあまりなく、人についてもごく少人数で仕事してれば
遊んでたら誰が見てもすぐにわかっちゃう。

しかしこと資産については注意がいってない場合が多いように
思います。たとえば過剰在庫、これが財務諸表上一番に
指摘しやすいです。
それに対して固定資産が稼動しているかどうかの判断を
財務諸表上で直ちにするのは結構難しい。

それと感じるのは、なぜか買うときに自分がやってる事業のとれる
財務上のリスクをきちっと判断してしないで
購入してしまう人がとっても多いです。
だってお金ないんでしょ〜

私がお勧めするのは、絶対に必要なもの以外はまず借りる。
運搬具・機械はまずレンタル。
土地建物なんかは普通購入は勧めないです。

固定資産の稼動、借りて相手に任せればいい。
買ってしまうとこちらが遊ばせないようにしなきゃいけません。
貸すのを専業にしてる相手の方が資産遊ばせないコツしってる。
だからチョッピリの利益くらいあげてもいいじゃないですか。
それともつことのリスクも借りることで遮断できます。

商売人はお金を使わないで儲ける。これ鉄則。
お金をつかって不要なもの買ってたら商売人じゃありません。

商売人、自分がお客様になってどうします。

大会社勤務より零細事業者の方がえらいんだぞー

起業がブームのようですが会社勤めから
フリーになってみるといかに会社の看板が大きかったのかを
実感するはずです。
特に大企業に長く勤め上げたサラリーマンからの出発の方の
場合は、まず最初の1日目にすぐにわかります。

会社の看板の大きさ、名前がとおってるってことがいかに
仕事上、有利に働いていたか。
社会的信用があるってことがどれほど重要なことか。

でも大きな会社に勤めて仕事していたことと、自分で仕事をする
ことの違いは、その看板のあるなしでなく、
実はもっと決定的に違うことがあるように思います。

それはマネジメントの部分。
マネジメントというとすごく難しそうですが、
そう難しいことをいうつもりはありません。
ようは収益をあげる仕組みがシステムとして整えられているかどうか。

たとえば営業なら売上目標与えられ、
購買なら一定幅の決済権限与えられる。
財務なら取引先の与信の管理、資金調達、
人事は人が付加価値をあげる仕組みを常に模索し続ける。
ようするに会社の構成員それぞれが歯車として動きながらも、
あらゆる企業活動が有機的に結合して収益を得るシステム、
お金がまわっていくシステムが稼動し続ける。

会社の構成員、いろいろな制約があったりしますが、
それが損を出さずに会社が収益をあげ続けることを保障する。
だから自分が自由に仕事しているつもりの場合も、
実際はお釈迦様(システム)の手のひらの上にいる。

個人事業者、零細事業者はこれらすべてを
自分1人、ないしは数人でやらなくちゃいけない。だから大変。

1人、または少人数での起業、続けていくことの難しさは
実はそこの所にあるのです。
反対に会社員として優秀であっても、所詮それは「会社員」として
優秀だったのであって自営業者のそれではないのです。

大会社勤務が自慢の貴方、貴方。
優秀なのは会社であって貴方ではないのです。
そこのところ履き違えないように。

こういった勘違いヤロー、○○○にもずいぶんいる。


今年も答案練習が始まりました

税理士の受験生、答案練習の次期がやってきました。
私も計算だけですが消費税の問題、一緒に解くようにしています。

私の場合、総合計算問題解くのは今の時期だけです。
生徒さんは大抵、毎日やってるので計算能力だけで
いえば生徒さんの方がはるかに高いです。
よーいドンで始めたら普通、まったく歯が立たない。

理論の時間分だけハンデもらって早く終わらして、
間違えそうなところだけチェックします。
それを答練終わってから(もっともらしく)解説してます。
事前にやっておいてもいいのですが、同じようにあわくって
やったほうがいいような気がします。

それでも年に一回、この時期はとっても新鮮な気持ちにはなります。
ああ、俺もやってたなぁ。

自分が理論書いてるときに先に電卓叩きはじめるやつが出てくると、
すごくあせります。
字を書くのが遅かったのでそのうち自分以外全員が電卓叩き始める。
そうするとなぜか本番でもないのに泣きたい気分になってくる。

ちっくしょー

まあ電卓早く叩けてもあってるわけじゃなんですが、
最初のうちは周りは全員自分よりできそうな気がするもんです。



さあ、もってかえってきた答案、採点するかー。


ふにゃふにゃでバリバリ

最近申告書出力に3年使ってる、プリンター調子わるいです。
前からわるかったのですが、税務署から送られてくる
法人税の申告書のOCR用の裏に3枚ついてるぺらぺらの
部分がかなりの確率で紙詰まりします。

印刷クリック。
バリバリバリ・・・

これが以前は5割くらいの確率でしたが、
今ではこのバリバリって率8割を超える。
郵送された申告書全部バリバリになって使えない。
(ここで直すか買えって意見が通常あるとは思いますが・・)

頭にきて税務署に文句を言うことにしました。
(お前が悪いって意見も普通あるとは思いますが・・)

「お前らの送って来る申告書OCR用紙の裏の青い紙。
ふにゃふにゃの紙を送ってくるんじゃない!バリバリって
紙詰まり起してばっかいるじゃないか。
もっとしっかりした紙で申告書つくれ。」

「俺と同じ紙詰まりに悩んでる税理士が日本で3000人くらいは
いるぞ。なんとかしろ!」




たんなる言いがかりって意見もあるのでしょうが・・・
新しいの買おうかなぁ・・・

還付加算金で高額納税

毎年恒例の高額納税者発表されました。
高額納税者の公示制度批判もありますし、私は止めちゃっても
いいとは思ってます。そもそも私あんまり興味ないです。

公示しなくても国税は所得つかんでるのでしょうが、止めない理由の
一つは他人の嫉妬心をあおって密告奨励してるのかもしれません。
妬みから税務署の電話がリンリンとなって
「どこそこの誰それは実はこんなことやってました・・・・」

貧乏税理士の私の場合、誰それが百億だとか何十億だとかよりか、
今日、四日市までの高速代が財布の中身で足りるのかどうか
そっちが心配。
それにしてもスケールが小さい・・小さすぎる。

ほとんど興味もってなかったですが、
どなたが還付加算金で高額納税者になったとかの記事は見ました。
還付加算金で十億円、じゅうおくえんです。
繰り返します。じゅうおくえん、じゅうおくえん。
所得税自体で30億とかびっくりしないです。
しかし個人の加算金ではびっくりの金額です。

私たちの確定申告時でも還付加算金、雑所得に計上漏れ
しないよう注意してますが、つまり忘れるくらい普通金額が細かい。
税理士さんによっては、めんどくさいのか無視して申告してる方も
少なくなんいんじゃないでしょうか。

申告書製本した後で、2000円とかの還付加算金
忘れてるのを気がつくととっても悲しいです。
税金で200円とかの世界ですもん。
所得税の申告書しばらく眺めて・・・・諦めがついたらやり直し。

じゅうおくえんなら『絶対』に忘れないんですけれどねぇ。

マイナスを乗じ続ける思考

経常利益率を10%の思考の経営者とトントンでいいやって考える
経営者。この違いがあるブログの読んでいたら書いてありました。
経常利益率を常に10%以上あげようとする経営者は、
そもそも行動自体それらすべてが常にそうなるように思考する。

よく言われることですが、株式の配当・株式のキャピタルゲイン
の合計の利益率、借入金金利を下回ることは理論的にはないです。
元本が原則保障される借入金利率が、元本保障なしって言われて
出資した株式の利益率よりよかったらだーれも株式買わないです。
だから会社は常に市中金利を上回る利益率の事業をやってないと、
大げさに言えば資本主義では存在価値はないです。

税金をどうしても払いたくないって会社経営者、
そこのところよーっく考えていただく必要がある。
お宅の会社、存在意義あるんですか?

最近思うのですが会社の経営、簡単なファイナンスの
センスも必要なのではないでしょうか。
少なくとも自分の事業がリスクが高い(利益率も高い)のか
リスクが低い(利益率も低い)のか、これらを市中金利と
比較してどうあるべきなのかを第3者的に判断する程度のセンス。
そもそもそれができなきゃ事業展開するとき
増資するのか、借入するのかの判断できません。

日本では赤字の会社が約7割。
赤字ってことはマイナスの経常利益率。

利益×時間=利益の極大化
この式で特に重要なのが時間の概念。
事業でスピードがとっても大事なのは時間が大事ってことです。
もたもたしてると+10%を乗じ続ける事業と、
−を乗じ続ける事業とは時間の分だけ天文学的な開きが出ちゃう。
さようなら〜

数字の結論は人間より常に沈着冷静。
だから迷ってる時間はあまりないのです。

無認可共済の行方

今月号のFPジャーナルで無認可共済の特集が巻頭で
組まれていました。めったにむむむと読むことないジャーナルですが、
今回のはとってもよい特集です。

3月11日に「保険業法の一部を改正する法律案」が提出され
少額短期保険者として無認可で募集が行われていた共済について、
登録制となるようです。これは保険業法の適用外の共済について
一定の網をかけていこうといった趣旨のようです。

ほとんどマルチ商法のようなもの、財務内容について著しく不透明、
もともとの商品性について疑わしいものついて等々を
法律によって排除していく。登録制といっても事実上の
登録拒否もありえるので、免許認可制に近くなるようです。
施行日からの2年間の移行期間も施行日より6ヶ月以内の
届出が必要で規制を受ける。そしてそれがない場合は事実上
もぐりということになるわけです。

何年か前、共済のパンフレット渡されたことがあります。
内容を簡単にマンガ(簡単わかりやすいが胡散臭い共済の特徴?)
で説明されていて、なぜか紹介するとバックマージンがでる。
保険業法ではバックマージン完全に違反となるので、
その時点でなぜなの〜と思って相手にしませんでした。
そもそも助け合いなら掛け金安くせーと普通思う。

私の場合も認可共済は入ってます。こ○み○共済、県○共済。
これは安い。一般の保険商品と比較にならない。
もっとも国等が信用ならなきゃ入れませんが。

この無認可共済、それとなく助け合いの精神をくすぐりるためか
名称も互助会、保障とかなんとなくそれらしい名称ではあります。
あとはやたらとお洒落で垢抜けたカタカナ名称なんかもあるようです。

それでも私、馬券損失補てんの互助会なら速攻で入るかも。
これなら競馬場の帰りそれこそ押すな押すな、
入れ食い状態で会員の募集できるでしょう。
元本保障でお願いしたいですが、25%までの削除なら許します。

家に置いとくよりずっと安全

タンス株券の特定口座への預け入れが昨年末で
いったん終わりましたが、今年の4月1日から平成21年5月末までの
間、再度再開されることになりました。
ただし預け入れ時、みなし取得費は使えないことになりました。
まあこれ読まれている方は皆さんご存知でしょうが。

上場株についてはとくかく、特定口座にしろなんにしろ
証券会社に預け入れてくれという国の方向性のようです。
預け入れてくれればいろいろなインセンティブあげますよー。
上場株券は株券を発行しなくなることも決まってますので、
当然それを睨んでのこともあるでしょう。

タンス株について出先でいろいろ相談させることもありますが、
とにかく何でもいいから証券会社に預けてねってお願いしてます。

タンス株券、相談受けるとき配当金領収書見せてもらうと、
名前が違う人になってることすっごく多いです。
亡くなったご主人、お父さん、お爺さんなんかの名義のまま。
しかも株券の本体自体はどっかいっちゃってる。
そうなると「あちゃー」って感じです。

株主名簿の書き換え、失効の手続きしてから再発行
しなければならずえらい手間がかかっちゃう。
上場株式の場合、株券自体をもってれば所有者が
適正な手段で取得したと通常みますので、
いちいち相続での取得であると説明しなくても
名義の書き換えは可能です。相続だと遺産分割の手続きがいるので
おじいさんのままだったりするとすっごく大変。
問題はあるのでしょうが、手続き省略した方が能率的です。

しかし株券自体がなくなってると、誰か他の人が拾って
(そんなことはありえないでしょうが)所有権主張しないとも
かぎならいです。だから所有権主張の他人がいかどうか1年かけて
確認とります。だから再発行まで1年がかりになってしまう。
その間にそんな手続きしたことまで忘れちゃいます。

タンス株所有者の皆様、証券会社に預けても
とられませんからだいじょーぶ。
証券会社分別管理してるから倒産したってだいじょーぶ(と思う)。

相続の時も証券会社に預けてもらってるとホント助かる。

理論の出題範囲指定がない!

来週から消費税の答案練習が始ります。
答案練習をするにあたって、事前に理論の出題範囲が指定されます。
消費税の場合、4回の基本的な答案練習で出題されそうな箇所は、
大体カバーできるようになってます。
この手法、ほぼすべての専門学校でとってると思います。

特に初学者、この事前の理論の出題範囲がないとほとんど
理論問題は解けません。今までの授業で指定した範囲を
憶えるのに必死で、全部が出題可能性ありでは
とてもではないですが点は取れない。

私たちのところはT○Cのものを使ってます。
理論の出題範囲、直前配布のテキストの始めの箇所に載ってる。
後で気がついたのですが・・・

「理論予想がないと、初学者の人、答案練習にならないでしょう」
「だから絶対どっかに送られてきてるはずだってば」
「探して探して、来週からだから今日渡さないと間に合わない」

バタバタして見つからない。しょうがないから、T○Cに直接電話。
「何でもいいからすぐにFAXで送って、送って」

昨年もまったく同じ間違いをして、同じように怒って、
同じように電話かけて、同じように
ここに載ってるって指摘され・・・あー恥ずかしい。

SGの設立

なんやかんやあって、新しいSGが5月1日付で承認されたと
昨日承認書が送られてきました。5月11日の初回に間に合わないと
はらはらしてましたがぎりぎりセーフ。
今回はいろいろ私たちの支部の支部長に骨を折って頂いたみたいで
感謝!感謝!もう一回感謝!

協会の職員はアホばっかですが、役員として参加されている方は
なんだかんだ言っても手弁当で参加してるわけだから、
まじめな方が多いのは確かなようです。
一応FPとして参加している以上、文句言ってばかりいても
しょうがないです。盛り上げていくのは参加者自体が努力する
必要があります。

その点では税理士会も一緒です。
なんかしてくれ〜
なんかしてくれ〜、ばかりじゃ子供と一緒。
既得権で飯を食わせてもらっている以上、儲かる儲からない以外で
社会的貢献があってしかるべき。
少なくとも「先生」は金儲けだけではそう呼ばれるには値しない。

初回のSGのレジメをこれから作成しなきゃ・・・


なるべく話さない工夫

昨日(今日)も結局、2級FPのレジメをつくって、過去問を
切り貼りしているうちに2時過ぎになってしまいました。
なんか先週と同じ。

昼はあっちこっち回って夕方から2級FP講座。
今回は90分×2コマ。

最近人前で話しながら思うのは、反対になるべく話さない工夫って
必要じゃないかってことです。
知識としての情報量でなくて、少ない言葉で上質の
コミュニケーションがとれればいい。そうすれば受講者やる気を
出してくれて、こちらが何もしなくても勉強がはかどってく。
ワーワーがみがみ言わないで、学ぶ姿勢を後押しする。
それができればスマートでかっこいい。
私が代わって受験できるわけじゃないですしね。

結局、今回もやぱっり話しすぎてしまって反省。
もっともっと言葉、そぎ落としていかなくてはいけません
染み付いた泥臭さい話術ではなんとなく
講師としては限界がありそうです。

なんとか参考となるモデル探さなきゃねー。

こんどは2級FP

先週土曜日、3級FPタックスの初回講義が終わりました。
明日は夜、2級FP相続事業承継の初回講義です。

明日も朝からめいっぱい予定を詰め込んじゃったので、
準備するのは今日の夜しかありません。
毎度のことですが、まだ何にもやってません。
これからやります。まだ12時間ある。

2級FPは経験ありますが、以前とはテキストが
ガラット変わってしまい新たに仕込からやってかなきゃいけない。
同じやつだと大体どこになにが書いてあるから知ってます。
ここでこんな話をして受けたって記憶が
ある場合なんか、それを再利用できて効率的。
あんまりテキスト変えないで〜お願い〜。

こういった講義をする場合、話が一方的に
ならないように気をつけてます。
最初はドバーっと情報を与えすぎて受講者頭が
オーバーフローしてるのに気がつきませんでした。
回数を重ねるごとに余裕が出てきてから受講者
観察するようになって気がついてきた。

こちらは毎度毎度仕事で接してるようなことなので、
そもそもわからないってことがわからない。
しかし皆さんわからなくてもなかなか講師に
直接聞きづらいようです。そして未消化のまま時間が過ぎてって、
あきらめちゃう。そんなに難しい試験じゃないので
あきらめさえしなきゃ合格は大変じゃないのですがねぇ。
その点、税理士試験とは大分違う。

このブログを書いてるうちにタイムリミットまであと
11時間30分となりました。

今日は3級FP講義の初日

3級FP、タックスのレジメをチョコチョコッとつくって、
気がついたら夜中の1時。その後問題させないわきゃ
いかんだろうってこと問題みつくろってたら2時。
さすがに朝がおきれないので、ここであきらめて寝ることに。

翌朝7時におきて7時半に出発。
伊勢湾岸道路を1××キロですっ飛ばして四日市まで。
私の住んでるところから50分で到着。ホント便利になりました。

9時10分定刻どうり講義開始。
寝不足で90分×3コマ計4時間半。さすがにくたびれた。
帰りにはアンケートのコピーをこちらにくれる。
この講義のアンケート最初のころはむちゃくちゃ書かれました。
それでも回を重ねることにだんだん評価をあげる
コツみたいなもんがわかってきます。
しかし今回アンケート見てみると中の上ぐらいか。
あきらかに準備不足。

以前は投下時間かなりあったのでいろいろ研究する時間ありました。
でも最近一定以上なかなか上がらなくなってきた。
そこのところも自分自身、歯がゆくもあります。
それにこちらが忙しいなんて受講者には関係ないですもんねー。

来週は2級FPも始ります。
消費税の授業も1週休んで来週から再開で、
3月決算もまだだいぶ残ってる。

だいじょーぶか?


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