いしだ会計の日記

西三河の開業税理士の日記です。

2006年10月

書く気が失せた

昨日のテレビタックルを見ていたら、農業が取り上げられていました。
今までの農政の間違いと、農協について激しく批判されてた。

郵政、社会保険庁、NHKときていよいよ農業、農協に批判の矛先が。
まあ、やむをえないでしょう。
これからしばらくの間、ぼこぼこに叩かれるのでは。

とここまで書いて、書く気が失せましたので今日は終わり。

また明日・・

儲ける、節税、同時にはありあえません

中小企業庁がやってる経営革新支援事業ってのがあります。

「経営革新計画」の作成をして、それを都道府県知事または国に承認して
もらうと低利の融資を低めてイロイロな支援を
してもらえるといったものです。

1.新しい商品やサービスの提供等の新事業活動の内容
2.それをもとにした経営計画を3〜5年の範囲での数値目標
3.進捗状況等のフォローアップ

つまり新しいことやって、付加価値をあげていこう、それについて
行政のお墨付きをもらおうといったことです。

ここで気をつけなくてはいけないのは、2の数値目標。
1年当たり付加価値(営業利益+人件費+減価償却費)で3%、
経常利益で1%向上させるものでなければいけないといったこと。

つまりなにが言いたいかっていうとこれ「利益計画」なのです。
あくまでも利益計画。
まかり間違っても節税計画ではありません。

イロイロな零細事業者、中小企業の経営者と話しながらいつも不思議に
思うのは「儲けたい、でも税金は払いたくない」って平然と皆さんいわれる。
それらの思考のベクトルが真反対であることにまるで気がついてない。
確かに資本の蓄積に一部貢献することができる、合法的な節税と
いったものはないわけではありません。

しかしそんなものの企業活動のなかに占める割合はほんの少し。
多くの場合、儲けず、費用を沢山使う。これが最も効果的な節税なのです。
それと、法人所得と給与所得の課税上の取り扱いの違いとか、
金融商品を利用したみみっちい節税ばかり。
節税の専門家とは(私も含めて)こういったみみっちい知恵を与えてくれる
人たちの総称のことだといえるでしょう。
企業活動にはあきらかにマイナスの作用をもたらす。

儲けるといった企業活動にはチマチマした節税とは無縁です。
というか無縁であって欲しいです。
もしそれをしたいのなら、ドーーーーンと儲けて、とてつももなく
ビッグになって、世界中で最も税金の安い国に所在地を動かすくらいに
なりましょう。

それくらいになればカッコイイ。

タイガース至上主義

日本シリーズが終わってファイターズが優勝、日本一になりました。
しかしタイガースがでない日本シリーズなんて日本シリーズじゃない。
つまんない。

ドラゴンズ、ファイターズそれぞれのリーグで優勝したのですが、
イマイチ盛り上がりにかけるような気がします。
事実、私の地元でそれほど盛り上がってるような感じはしません。
ああ、やはりタイガースです。タイガース、タイガース。

タイガースが勝たないとつまんない。優勝しないとつまんない。
日本一にならないとつまんない。

景気浮揚にはタイガースの優勝。
戦後最長となる景気のさらなる拡大のためにはタイガース優勝。

世界平和のためにはタイガースの優勝、日本一。
北朝鮮の核に対抗するにはタイガース。
タイガース、タイガース、タイガース・・

吉野家、これが繁盛の秘密か?

今日の昼ごはん、時間があまりなかったので吉野家。
こういったときは助かります。

吉野家の店員さんの動きを見てると飲食店というよりは、
製造業に近いように思います。
注文を樹脂みたいなカードで管理してながらやってる様は
カンバン方式みたいだし、店舗カウンターのレイアウトも飲食店と
いうよりは、さながら工場のよう。

すこし前に吉野家のヤロー中心のビジネスモデルが、
女性をターゲットの中心にした現在のマーケティングを
考えたときに特異であることをブログに書きました。
今日「豚の生姜焼き定食」食べながら思ったのが、なんとなく、
この「製造業」「工場」といったところにヒントが
あるのではといったことでした。

私はこの税理士業界では珍しいと思われる、ブルーカラー出身。
自動車のセルモーターを組み立てたり、研磨機での製造作業なんかも
工場でやってました。

工場には女の子もいましたが、現場は男の仕事場といった雰囲気、
プレス機や研磨機、大掛かりな機械が
すさまじい轟音をたてながら自動車部品を作ってました。
今思うとよくあれだけうるさいところで、8年も仕事してたって気がします。

しかしそれがいやだったかというと、そんなことまったくなかった。
物作りの仕事は男の職場って感じで、結構不思議な一体感が
あったような覚えがあります。その雰囲気のなかでは、物作りに
まとまりよくまい進してる感じで、男同士、何も会話交わさなくとも
お互い通じるものはあったのです。

なんとなく吉野家で感じる「飲食店より製造業」といった雰囲気に
昔の職場を思い出してしまいました。
ここではムリ、ムダ、ムラを排除すべく店員さんが日夜仕事してる
感じがする。そこがなんとなく男に親近感を感じさせる。
いい仕事してる、お互いよき労働者であることの確認。

皆さん注文の頼み方も店員さんの動きを邪魔しないように、
勘定の時も手早く済ますように気を使っているように思います。
自分と同じ労働者に気を使うのとまったく同じように。

これに対して、女どもがたむろする食い物屋のうるさく
にぎやかなこと。あくまでも主人公は自分たち、自分たちが
美味しく楽しく、それが食事の最大の眼目。
しかし・・食うか喋るかどっちかにしろっての。

黙々と食べながら感じる同胞意識、楽しく美味しくにぎやかに
しかしある意味貪欲に食べるのとどちらを選ぶか。

私ですか、私は根っからの労働者のよう。

価格の七不思議

非上場の株式の買取についてのある会話。

知り合い(以後Aさん)
「そこいら辺の上場してない会社の株式の買取価格って、
どうやって決めてるの」


「いろいろですよ。税理士が価格算定すると、どうしても財産評価に
しばられるかたちになりますけどね」

Aさん
「ふーん、特に決まりないんだぁ」


「そう。けど皆さん税務署が怖いから、株価評価してそれをもとに
話し合うこと多いですね。その金額をたたきだいにしてから、始めるのが
一般的でしょ」

Aさん
「それじゃ税理士が計算しないと決まらないってことになるの?」


「そんなことないですよ。本来取引ってのは相対で決まるもので、
税務が価格をゆがめるのは本末転倒なんですがね」

Aさん
「そりゃそうだ。儲かってる会社だし、相手の税理士が提示してきた価格
より吹っかけちゃお」


「いいんじゃないです。儲かってるんなら、将来の収益期待こみで
株価って決まるはずだし、そんなもん誰も計算できやしないですよ」

Aさん
「そうだなぁ。ほいじゃ500万円、いや1千万円くらい上乗せして
請求してみよう」


「いいんじゃないです。1千万円でも2千万円でも上乗せすれば。
所得税の申告はちゃんとやってくださいよ」

Aさん
「そうだね。それくらいは・・その分も上乗せしちゃお」

という具合に話は進む。
かくして、もらえるだけもらっちゃえといった話になりました。

ものの価格、値段てとっても不思議です。
一般的に流通していないものの価格ってとくに不思議。
う〜ん、これだけねってお互い納得すれば価格って決まってしまう。
それが1億円かもしれないし、500万円かもしれないし、
10億円かもしれません。

そんなふうにぱっぱと決まった金額が、普通の人が一生かかっても
稼ぐことができないような金額だったり平気でします。

私も含めて皆さん、1円10円の高い安いは敏感に反応する。
しか〜し、どこかに見落としてる大きな穴が・・

(注)決して、私の趣味、馬の価格について触れてはいけません。

相続名義変更ビジネス

相続名義変更アドバイザー

最近こんなこと始めました。
まだ業務になるかどうかわかりませんが、面白そうなので税金がでなくとも
相続にかかわる業務できないかなと思ってます。

現在、信託銀行ではずいぶんと相続にかかわる業務に力を
いてれいるらしいです。もちろんこれからの高齢化を考えると、
必然的に相続関係ビジネスを取り込もうとした動きが
信託銀行に限らずあちこちででてくることは間違いない。

すでに農協では将来の遺言信託業務をにらんでの法改正が進んでいるとも
聞いてます。おそらく現在の信託銀行に銀行が加わって、
それらに農協、郵便局などが将来的には追随する。
つまり相続関連のビジネス、金融機関が争って次々に参入、
血で血を洗う激戦になることでしょう。

今まで税理士は、相続については税金がでなければほぼ関係なかったです。
「計算してみたら基礎控除内におさまりますね。
あとは司法書士さんにお任せします。サヨウナラ〜」こんな感じ。
しかし、司法書士さんでも預貯金・株式の名義変更、年金関係、
生命保険の諸手続きなどまで面倒をみてくれるわけではありません。

となると、どうなるか。
あっちでこれが足らない、こっちでこれじゃないとか、相続人たらい
まわしにされてほとほと困ってる場合も少なくないです。
一応相続で申告する人の場合、こちらでいろいろ調べたり手配すること
ありましたが、税金がでない人はほったらかし。
それについてサービス提供して、かつ業務に加えること
できないかしらってことです。
ついでにこれで信頼をいただけると、他の今度は相続税がでる案件も
紹介受けることができるかもしれません。

上記のサービスについて、ノウハウあまり意識しなかったので、
とりあえず参加してイロイロ勉強してみるつもり。
チラシや契約書などの提供もあって、「相続の税金がでないビジネス」
初心者にとってはとってもありがたいです。
※加入時研修、APS使用、商標使用についてお金はちゃんとかかります。

しかし営業しようとしてはたと困った。
高齢者のお客さんの場合、チラシもって行くのになんとなく心理的抵抗が・・


ああ挨拶は恥ずかしい

お客さんのお店に新規開店の挨拶に行ってきました。
ここのところずっと社長これにかかりっきり、ねぎらいとお祝いと
かねてやはりお祝いにはいかなくっちゃ。

しかしこういったお祝い事、いつも思うのですが私はホントに苦手。
今回の場合、社長もどうもこういったこと照れくさいみたいで、
一度声をかけそびれてしまうと、なんとなくお互い相手がいるらしいこと、
うすうすわかりながらも、こう、なんか声がかけずらい。
招待客のなかにまぎれつつコーヒーすすって時間をやり過ごす。

来客でもあればそれに便乗してと思いつつ、
しかしこういったときに限って他に挨拶する来客がないのです。
しょうがなくお祝いの花だけ置いて帰ろうとしたら、
一緒に仕事してる知り合いが来店して、社長に声をかけてくれました。
おおラッキー!

「社長!おめでとうござます!」
「あれ、わざわざ来てくれたんですか、どうもどうも」
なんとなく白々しいですが、とりあえず当初の目的達成。
俺って小物だなぁ・・

不思議なもので、それをきっかけにお祝いの来客がぞろぞろ。
あとからお祝いに来店してくる業者さんや銀行なんか見てると
皆、自然にそつなく挨拶してます。
ああ、なんか恥ずかしい。

ちくしょー、俺は税金の計算できんだぞー!
(もっと恥ずかしい・・)

タイムリミット近し、と思われる

本日2月ぶりの農協さんでの記帳指導。
いつも思うのですが、皆さんホントのんびりされています。
以前やった米麦大豆の農家の研修時に見かけた人達、
この記帳指導会ではほとんど姿を見ることはありません。
それなりの規模で農業してる方、危機感をおもちの方については
自分で会計をしています。まあ、当たり前でしょうが。

私たちの住んでる安城市というところ、一応三河では農業が
盛んなところとされています。比較的平坦で肥沃な土地柄、
「日本のデンマーク」とかのキャッチフレーズをつかってる。

しかし以前研修の講師を受託したときにざっと調べて思ったのは、
キッチャッチフレーズほど「産業」としての規模は
ありそうもないってことでした。

農業生産法人の数自体、片手程度の数しかないし、実際農作物(米麦大豆)の
作付けに適した土地はこちらが想像してたよりもずっと少ない。
したがって、そこそこ規模が大きい農家が農地を借上げると考えた場合、
必要とされる農家数はすごく少ない数になるでしょう。
つかり農業が盛んで、大規模農家が多いと思われてる安城市でも
農家の数はあきらかに多すぎるのです。
すくなくとも現在のようなやり方では、面積で付加価値(利益)が
決まってしまう以上、個体数が一定以上生き残れないのは当たり前。

産業として盛んであると思われてる市町村であっても、実態はそんなもの。
となると、日本中で行われてる農業といわれるものは、はたして
産業といえるのでしょうか。

昨年は結構な面積の耕作放棄地があったとかなかったとか。
よくよく観察してると、まあ、高齢化が世界一進んでる日本の中に
あっても、農業の高齢化はさらに著しい。
すっごい勢いで進んでる。

時間がありませんよー、時間が。
私が危機感もっても仕方がないか・・

パブロフの犬方式資格試験学習法

ニュートンの社労士のTLTソフトを購入して勉強を少しずつやってます。
すでに標準となる学習時間を大幅にオーバーした状態で、
このまま繁忙期になって続かなくなる可能性大。
俺ってバカなのでしょうか・・

もともと資格の試験勉強は教えてた立場としては、理解しながら
進めなさいって指導してました。自分自身も理解しながらでないと
頭に入らないタイプなので、暗記式は実につらいやり方となります。

このTLTソフトやってみて思ったのは、
「資格試験のパブロフの犬」方式といえそうってことです。
理解するというよりも、頭に刷り込む、知識を脳細胞に叩き込む感じ。

パソコンで入力しながら学習を進めるのですが、間違えた箇所については
これでもか!これでもか!といった感じで繰り返されます。
理解するというよりも、これがでたら×。これがでたら○、といった
感じの憶え方(決して理解ではない)です。ふぅ〜

最初アメリカで考案された方式らしいですが、なるほど超合理主義者の
アメリカ人の考えそうなことです。過程はどうでもいい、結果だけ欲しい。
精神論を重んじる日本人の結果も欲しいが、過程も大事といった思考とは
だいぶ違う。

ホントは理解しながらがいい。どうも私の場合、理解しないと
頭の中にきちっと知識が収納できないタイプ。
きちっと収納して、それを自由自在に取りだせ、かつ関連づけるテクニック、
この一連の技術こそが「知恵」ということになるのですが、
この学習方法だとそまでたどり着くには大変そう。

まあ、続くか続かないかはともかく、始めちゃった以上は
得るものがないとつまらない。
しかし現在最初の労働基準法のところですが、へーとか、ほーとか
知らなかったことを新たに知ったり、
勘違いしてた知識を修正することなんかも少なからずあるのです。

この単純作業にも似た学習方法でも、当たり前ですがすべてが無駄ではない。
まあ、途中で面白がったりしてるから進捗がわるいんでしょうが。

さっさと機械的にやるべし。
わかった!

ワン、ワン、ワン!

特殊支配同族会社の前三年基準所得金額の計算に関する明細書について理解が徐々に進みつつある今日この頃といったずいぶんと長ったらしい題名の本日のブログ

特殊支配同族会社の別表十四(一)。
特殊支配同族会社の前三年基準所得金額の計算に関する明細書、
記入するのに七転八倒しながら書いてみましたが、
だんだんと基本となる考え方がわかってきました。

わかりにくかったのが、過年度欠損金額の調整控除額の考え方。
しかしよくよく考えてみると、調整欠損金額、これは業務主催役員の
給与を除く本業からの赤字のこと。これが前3年からはずれた場合に
どうやって前3年の基準所得金額と通算するかって意識でもって
考えればよかっただけでした。

平成15年4月1日以前開始の事業年度については、今回導入時の
特例で業務主催役員の給与分からの欠損金(赤字)は考えなくても
いいので、そのまま別表7の欠損金を「基準内年度等の調整所得金額から
控除される調整繰越欠損金額の計算」に転記すればよし。

次の年度からは、
所得金額(欠損金額)+欠損金等の控除+業務主催役員給与額、
これがマイナスになって前3年の基準年度の対象とならなくなったら、
上記の平成15年4月1日以前開始の欠損金で翌期に繰り越されたものに
「基準期間内直前事業年度等の調整繰越欠損金額の計算」で調整したものを
もとに「前3年基準所得金額の計算」に持ち込んで控除計算に
反映されればいいのです。

何だ簡単じゃん!

しかし、読み返してみて似たような言葉の羅列で頭が混乱、
再度わからなくなってきたような気が・・



経営計画研修イン静岡

昨日は経営計画の策定研修で静岡で一日研修。

独立行政法人中小企業基盤整備機構がやってる、中小企業大学校瀬戸校が
主催の研修で、以前もあったのですが、そのときはすぐに定員一杯となって
受講できませんでした。
静岡開催と遠かったのですが、せっかくなのでお客さんところの
訪問も兼ねて行くことにしました。

内容はというと、経営計画の策定の一連の手順について。

1.経営計画の策定のための分析
外部環境、自社分析

2.SWOT分析
外部環境、自社分析を自社に有利な部分、不利な部分に峻別
それぞれに対応した戦略方法の策定

3.バランススコアカード
財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、学習と成長の視点、
これら4つの視点からの戦略マップの作成

4.利益、資金計画の策定

5.実務的な会計情報(日次決算等)収集の手順手法

こんな感じ。
1〜3についてはあまり勉強したことがない分野なので、
なかなかに難しい。漠然としたものを文章化して目に見えるものに
変えていくのはなかなかに大変。バランススコアカードは、
聞いたことだけありましたが、こういった使い方するのね。

利益計画、資金計画は比較的なじみがある内容で理解しやすかったです。
財務的な計画の場合、まず利益計画(P/L)→財務計画(B/S)→
キャッシュフローといった流れになるのですが、今まで聞いた
経営計画の研修のなかでは最もわかりやすく、かつシンプルな内容。

利益計画つまり、P/Lの予算は組みやすいのですが、それをB/Sに
引っ張ってくる理屈が難しい。そこのところを借り入れ、固定資産の金額を
前もって固定させて、売上債権、棚卸資産、仕入債権をそれぞれ
利益計画の売上、仕入金額(売上原価)をもとにした回転率でもって
金額の推定をするというのはとてもシンプルで使いやすい。

今までの経営計画の策定研修では、ここのところがなんとなく
すっきりしない理屈が多くて、もやもやすることが多かったです。
その点はすっきり明快。

日次決算の考え方も、ようするに限界利益(粗利)に毎日に按分した
固定費をもとに利益を意識させるといったもので、聞いてみるとすごく
シンプル。これが決算といえるかどうか別として、確かに現場サイドの
人間に「いくら売れ」「何人に売れ」「どれを売れ」とかの
指示が出しやすいし、指示される方も意識しやすいでしょう。
目標!今月2千万円とかいわれるよりもずっと身近で達成可能な感じがする。

講師の西野さんのHP

自分でイロイロ考えながら蓄積されたノウハウに関する部分、
ソフトも含めてすべて公開してくれました。
話も面白かったし、これで6時間で15,000円なら安いと思います。
その点は独立行政法人の主催のメリットなのでしょ。
他の一般の営利法人主催なら最低これの3倍はする。

しかしこの知識を使える会社を育成しないと。
まず領収書の束ドーン、これ何とかするところからね。

男にとって牛丼屋はえらい

いつも読んでるメルマガで、吉野家のビジネスモデルがいかに
特異であるかに触れてました。

ハー・ストーリィーのメルマガ

このメルマガの発行してる会社が、女性をターゲットにしたブランディング、
クチこみを商材としているので、ほぼ男だけをターゲットにした
吉野家のビジネススタイルとはまったく逆。

確かに私の周りでも、女性で吉野家に入ったことがないといった
人は少なくないように思います。
お店に昼時賑わってるときに入っても、カップルはあっても女性で1人で
食べてるのは見たことないです。確かに不思議といえば不思議。

最近の飲食業ならば、まず女性に振り向いてもらわないと事業として
成り立ちません。口の肥えた女性が入って、初めて、なんとなく
事業として成り立ちそうな感じでしょうか。
だから焼肉屋、ラーメン屋でも昔のような「きったねー」とこが
おいしいなんて常識はまったく通用しなくなりました。

吉野家は別に不潔ではありませんし、変な定食屋で頼む牛丼に比べれば
はるかにおいしい。プライスを考えれば大したもんだといつも思う。
しかしそれにしても男ばかり。なぜなのか。

推論1
そもそも男ばかり入ってるから、なんか女性が入りにくい

推論2
頼んで1分もたたずに出てくる。食べるのもみな5分以内。
せめて食事ぐらい時間をかけてゆっくり食べたい。

推論3
牛丼が女性の味覚にあわない。カロリーが高そうでへルシーじゃない。

推論4
女1人で牛丼食ってると、なんか侘しそうに周りに見られる。

推論5
店員さんのユニホームがダサい(すいません)。

考えられるのは上記の理由ぐらいか。
しかし、おそらく食事ぐらいはゆっくり食べたい。
会話しながら雰囲気も楽しみたい。
そういった、食味以外の部分が大きいような気がします。

それに対して、私たち男の多くにとって、
「腹減ったはよ出せ、さっさと出せ」これに応えてくれるのはポイント高い。
しかもそれでいて「アメリカ産じゃなきゃ品質が保てない」てこだわりも
男心をみよーにくすぐる。

結局、よくよく考えてみると、男女の食事に対して求めるものの違いが
如実に現れてるような気がします。
すなわち、女性は味もうるさいが、味以外の部分に対しても重点を置いてる。
それに対してヤローは、機能重視。スピード、コストパフォーマンス、
それにチョッピリの男くささ。

今度聞いてみよう。女の人が入らない理由。
上記とは違った面白い答えがでてくるかも。


ゴールドに縁のない人生(らしい)

ここのところずっと車での違反なし。
このまま行けば来年の免許の更新は待ちに待った「ゴールド」。
昨日まではその予定でした。

やってしまいました20キロオーバー。

有料道路手前で、なんか白バイが私の後ろをついてくる。
やってしまったかと、思いましたがうんともすんともいってこない。

で、ここでスローダウンすればよかった。

しかし白バイが後ろについたぐらいで、みえみえにスピードダウン
するのは白々しくて私のプライドが許さない。
男の沽券にかかわるような気がするのです。
だからそのまま20キロオーバーで走り続けました。
そしたら捕まった(当然)。

ああゴールド、ああゴールドが遠ざかっていく。

多分私はゴールドに縁のない人生をこれからも送っていくのでしょうねぇ・・


無計画が計画の指導をもくろむ

事業計画にはまず経営理念かぁ。

経営理念からビジョン、ビジョンから方針、方針から計画、
計画から管理・日常の行動。

事業計画の作成の流れの手順は確かにそうでした。
私のお客さん、衝動→欲望→実行→失敗→思考、こういった流れで
起業される方がほとんど(読んでても怒らないでね・・)。
なかには、失敗→さらに衝動、といった人もいます。とほほ。

たとえば
なにがやりたいですか?どうなりたいですか?
ここから始まって積み上げてく。
そして最終的に日常行動レベルにまで落とし込んでいく。

しかし、
計画ちょこちょこっと書いてまとめ・・・うぉー面倒だー
するんだー!こんなもん書いてる時間がもったいない!
おれ自身が事業計画だ!なんか文句あるか!
多少オーバーにいえばみんなこんな感じ(怒らないでね・・)。

そういえば私自身が計画性皆無。
人に事業計画の指導するのはもともと無理かぁ。
けどすこしだけ考えてみようかなぁ・・

ガッチャマン

忙しい時期ではないのになんとなくあわただしい。

こう思うのですが、じっと調べ物する、数字の入力や書類の作成といった
事務的な仕事とどこそこに顔出さなくちゃとか、新しい業務の
仕込みしないととかの営業的な仕事、仕事の動きのベクトルが
真反対な気がします。
だから落ち着かないかなと最近よく思う。

同時にやろうとするから、結局どちらも進みがわるい。
特に事務仕事では、勤務してたときならこれくらいの
事務量なんかどうってことないと思えるようなボリュームの
事務仕事でもホント時間がかかる。
気ばかりあせってなかなか進まないのです。

バタバタ、アセアセ。バタバタ、アセアセ。

しかしあるとき、ふと考える。
価値あることはホントこんなバタバタしたもの
騒々しいものから生まれるのかなぁ。

私が知ってる価値あるものは、もっとシーンとした静かなところ、
もっと穏やかで、ゆっくりと時間が流れるところから
生まれるような気がしてます。
だからそこから生まれるものも、静かでシンプル。
けど普遍性があって美しい。

騒々しいところ、けたたましいところから、
それほど価値あるもの生まれるとは思えません。
となると、今自分がやってることって・・

皆さん、こんなこと考えないのかなぁ。


こんなこと書いてるから忙しいのじゃ、ってのは言わないでね。

お馬さんはビッグビジネス

ディ−プインパクトが年内一杯で引退と発表がありました。
その引退後の種馬のシンジケートが51億円!
もし凱旋門賞を勝っていたら100億円とかいう話もあったようです。
1着と3着の違いでその差約50億円。

この種馬のシンジケートという仕組みどうなってるかというと、
種付けの権利を60口に分けて、それを1口8500万円で
買ってもらうといった方式です。
種馬シンジケートの一般的な方式ですね。

サラブレットのビジネスは、あまりに馬自体が高額になってしまって、
日本のJRAのように世界一を誇る賞金でも採算があいにくい。
日本でさえ採算があわないくらいだから、ほとんど雀の涙のような
賞金しかでない欧米では、良血の馬ほど種馬価値含めての取引に
なるのがごく普通なのです。

そういった点では日本も世界レベルに近づいてるのでしょう。
ただまだ上にはフサイチペガサスのシンジケート6000万ドル
(当時のレートで70億円くらい?)ってのがありますが。

しかしサンデーサイレンスの最良の後継馬としての評価でしょうが、
すでにそれなりの評価を得てるサンデーの子供は結構います。
現在それらの同じ父をもつ種馬の子供は、現在日本で生産される馬の
おそらく4分の1くらいを占めてると推定します。
つまり子供が走らなかったら、たちまち種付けの権利は暴落するでしょう。

強いので今は人気あります。
しかし競走馬としての能力と種馬の能力は別物といえる
部分もあって、その点はとってもリスキー。
最初、種付け権利価格はおそらく1500万円〜2000万円程度、
はたしてその価格にみあった活躍馬を出してくれるかどうか。

人気の種馬は年間100頭以上に種付けします。
さらに多いと200頭以上に種付けすることもある。
種付け料高そうなので、200頭の繁殖牝馬は無理でしょうが、
かりに100頭でも、うまくいけば3年程度でもとは取れる。
そういった計算なのでしょ。

その昔、20年以上前、イギリスでシャーガーといった強い馬がいました。
この馬もとっても強くて、引退して当時としては巨額の43億円の
シンジケートが組まれました。しかし誘拐されちゃった。
身代金7億円払えっていわれて、それを拒絶したらしいです。
殺されちゃったといわれてますが、いまだに密かに巨額の身代金払って
開放されて種付けしてたとか、誘拐犯が密かに大金持ちに売り飛ばしたとか
イロイロいわれています。しかし真実は闇の中。

そんなこんな、サラブレットはビッグビジネスなのです。

しかし良血なら超高額にサラブレットはなるのですが、
地方競馬あたりを走ってる馬の中には50万円程度の馬も沢山いる。
つまり、高い馬と安い馬では天と地ほどの開きがあるのです。

人間でよかった・・と地方競馬で走る駄馬税理士は考えるのでした。

リスクをとって、リスクをとるな

昨日、毎月やってるFPの勉強会後の懇親会で、
あるFPの人と話した内容で激しく同意してしまうものがありました。
それはFPの教科書に書いてあるとおりに相談業務やってると、
ほとんどの場合、相談者2度とこなくなってしまうといったこと。

FPの相談の基本的姿勢を単純化すれば、リスクに対して慎重であれ。
これに尽きるでしょう。
自分の身の丈にあわせてライフプラン計画。
投資するのだって、基本的には保守的に慎重に。
しかし言い換えればクソ面白くもない人生を送りなさいって
言ってるのに等しいのです。

家を買おうと思って相談に行くと「お宅の年収、頭金では計画的に無理が
あります。もう少し頭金が貯まったら」。
多少余裕があればあったで「金利変動を慎重に見極める必要があります」とか
「一生のうちの3大支出(教育費、住宅取得費用、リタイヤ費用)なので
慎重にいきましょう」とか言われていつまでたっても買えやしない。

俺は(私は)家が欲しいのよ〜〜〜〜〜って、慎ましやかな夢(欲望)に
対して水をさすのがそれこそFPの役割。
確かにこれじゃ相談者は2度と来ない。

その方いわく、多少無理でも買いたいって希望をかなえてあげるのが
私のFPとしての役割。そもそも絶対買えない人にローンがつくはずない。
ローンが付くのはある意味金融機関が買えるって判断してるんだから、
その範囲内で有利に取得できるように考えてあげるのが仕事でしょ。
夢をかなえるといった使命考えれば実にごもっとも。

FPに係わり初めて、FPがなかなかビジネスにならないのは
よ〜くわかりました。その原因も係わってると実によくわかる。
FPといえども自営業者です。その点ではリスクは負っているのです。
すくなくともサラリーマンではないのですから。

しかしこの自分で覚悟決めて始めたはずの独立FP。
指導する内容は、基本的に実に息苦しくつまらない内容。
教科書に書いてるようなリスク回避に対して最大限配慮を
する指導をするのが多くのFPの仕事なのです。
ようは自分自身のとった行動と、指導する内容に著しいギャップがある。

クソ面白くない相談を積極的にするFPと話してみると、たいてい
モロにサラリーマン。実は多くのFPはこの範疇に入るのです。
食ってけるはずの人が少ない事実もなるほど合点がいく。

頑張って勉強して士業者になり損ねたが、かといって
商売人として生きてく気概もない、そういったおちこぼれた
人がなるのがFP。そんな意地の悪いこという人もいましたが、
存外当たってるかもと至極納得した懇親会でのお話でした。

T○Cは森林資源の敵なのです

以前T○Cのシステムで、経理処理をしていた方の決算書等もらってきて
整理しています。

今回に限らないのですが、T○Cって何でこんなにイロイロ紙が
引っ付いてんだろうって思います。
まあ、通常の試算表以外に変動損益計算書、要約貸借対照表、資金移動表、
売上の推移表、てんこ盛り。
今までも、聞くとたいがい会計事務所これをドーンと置いていくだけ。
説明一切なし。もっともこれ、説明されてすべて理解できる人なんか
中小零細にいるはずありません。
そもそももっていってる会計事務所でも、全部理解なんぞしてない。

こういうの見ちゃうと、T○Cを儲けさせるためにこういった
仕組みが機能してるのじゃないかと思っちゃう(といかそれが事実)。
すくなくとも紙については森林資源の無駄。
サプライについてもどれもこれも、T○Cのやつ。
こういった無駄なコストをいった誰が払うことになるのか。

確かに創始者の方は立派な方だったんでしょ。
映画になるくらいだから。

しかし巨大な仕組みとして機能し始めて、それに乗っかる人が増えて、
営業的にも乗っかる人を増やさなくてはならなくて、
世間で思ってるほど、宣伝してるほどの品質はないです(きっぱり)。

つまり物事を有効に機能させるのは仕組みではなく、結局のところ人に
尽きる。仕組みやシステムにはよりよき方向に持って行き、
それを維持する頭はもってないから。

T○Cの顧問先の方の資料の山をもらってくることがあると、
いつも上記のようなことが頭に浮かぶ。

あ〜あもったいない、あ〜あバカバカしい。


誘惑には絶対負け・・なるべく負けない

昨日の日経の読書の紙面で紹介されてた「誘惑される意思」とかいう
本の内容の紹介文がなんとなく頭に残ってます。

私たち動物には目先の利益を優先した自虐的、自滅的な性質が
備わっているとか。目先の利益優先で物事を考える性質を「双曲割引」
とかいうらしいです。

面白く思ったのは、ケーキを例に書かれたこの性質のわかりやすい箇所。

ケーキを食べるといった短期的利益と、適正な体重を維持するといった
長期的利益との葛藤が人の内部で起る。今後一切ケーキを口にしない
といった自己の中でのルールに対して、双曲割引といった悪魔が
「ダイエットは明日からにしたら」とささやくのです。そして結果として
明日になればルールを守る意志はさらに弱くなってしまう。

結局、長期的利益を魅力的に思いながらも、目先の利益、短期的利益を
優先させて常に短期的利益の誘惑に負け続ける。
こんなような内容でした。
あまりにも的確にあてはまりすぎて、紹介文にも係わらず2度3度と
文章を読み返してしまいました。

しかし救いも。

あまりにも強固なルールに対する強迫観念は、たとえば上記の
ケーキの例だと拒食症に発展する危険性もあって、たまには
ドカ食いしてルールをリセットしなければいけない・・らしい。
(常にリセットしてるおまえが言うなってのはなしね)

紹介文からはすごく魅力的な内容。
是非かって読んでみよう(と自分の中でルール化)。

どこかの国も、目先の利益、短期的利益を欲しがったのかなぁ。

Xデーきたる

久々のスコーンと突き抜けるような秋晴れ。
さわやかで涼しい。気持ちいい(風はずいぶん強いですが)。

うん、決めました。
来週から秋冬ものに衣替えしよう。
うん、しよう、しよう。

チョッと憂うつは持病の腰痛の気配・・

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