いしだ会計の日記

西三河の開業税理士の日記です。

2007年12月

それでは皆様よいお年を

今年もあとわずか。

今年を何か振り返ろうと思いましたが、
そのときは大きな出来事だと思っていても、
数ヶ月もたつと、さほどの出来事でなかったような
気がします。

しかしよくよく考えると、過去に大きな出来事、
真に重要な事など、何一つなかったように思えます。

そう、何一つない。



冬の花








皆様にとって来年がよい年でありますように。


195万円以下は5%なのでした

昨日今年初めて手計算での年末調整、所得税額の計算を
行いました。手計算で・・

朝起きて、昨日の年末調整の計算を
つらつら思い出してました。

んー、そういえば・・所得税率の区分が
今年変った・・あー、間違えた!間違えた!
330万円以下10%でやっちゃった。

そういえば、ちゃんと徴収してるのに
なんで不足がでるんだろうと思ったんだよなぁ。
何度やっても不足がでる、10%でやってるんだから
当たり前か。

○○さ〜ん、やり直しますよー
まっててねー

クソー


逓増定期保険の見直し・・が決着するらしい

今年の春先、保険業界では逓増定期保険の課税上の
見直しについて、大騒ぎしましたが、どうやらそれに
一応の結論が近々でるようです。2日ほど前の日経にも
でてました。

NIKKEI NETからの引用

中小企業の経営者らが加入する「逓増定期保険」の節税効果が大幅に縮小しそうだ。国税庁が26日、企業が払う保険料の損金算入を、これまでより大幅に制限する課税の見直し案をまとめた。税制が固まったことで生保各社は今春から自粛してきた逓増定期の販売を来春にも再開するが、節税メリットを強調した営業手法は見直しを迫られそうだ。

 国税庁が26日に課税方法を定めた通達の見直し案を公表した。1月末まで一般から意見を募ったうえで、2月中にも施行する。対象は新規契約で、既存の契約への課税は変わらない。(07:03)

私の場合、今までもこのタイプは節税効果が
あまりにも大きすぎ、見直しが入ることを
前提に考えてましたので、お勧めしませんでした。

私が勧めるのは、2分の1損金タイプの長期平準化保険。
これなら一応税務上決着がついています。
節税効果はほどほどでも、後々の憂いがないですもんね。

まあどちらにしろやりすぎはよくないってこと。

次に網がかけられるのはあれかなぁ・・


大自然、大宇宙の私

年の終わりに税務署からいくつか電話が入って、
申告書等のついて細かい指摘を受けました。

その指摘が細かい細かい、まあ税務行政にとって
さほど影響が出るとは思えない細かい事項。

消費税の事業廃止届けを出してもらっちゃ困る。
住所地の納税地の所轄が間違ってる・・

こういった細かい内容の電話が、いちいち
税務署から入るたびに

「君たち空を眺めたことがあるかね、真っ青な大空を。
それとも漆黒の闇に浮かぶ、大銀河を眺めたことが
あるのかね。そういった偉大な大自然の摂理、刹那の前では
人間がいかにちっぽけなものなのかが、実に
よくわかるでしょう。我々はけし粒のような存在なのです」

「税務の細かな手続きなど、大自然、大宇宙の前では
些細なことなのですよ。とるに足らないことなのですよ。
で、そっちで処理しといて」

こういった話をしたくなるのですが、
頭がおかしいと思われると、これからの業務に差し障りが
あるので黙っています。

結局一番ちっぽけなのは俺でした。



書いた後で思ったけど、このネタ以前書いたことが
あるような気が・・まあ、いいかぁ・・

霞み食べて、生きて行こー

社会貢献、福祉に対する幻想ってのは実に厄介な
ものだと思う。それ自体利益を生まないことを正当化して
しまうから。

たとえば自分の頭のハエが追えない人が、人様の
他人の役にたつことがあるのだろうかとよく思う。

そしてそれは「当人」以外の皆が感じている
ことだと思う。でも当人だけがわかっていない。
そこが悲劇((または喜劇)。

資本主義に生きるものとして利益は善である。
まずはその視点こそが重要なのだ。
そして行き過ぎた利益追求は社会をゆがめるから、
そこから社会貢献や福祉の視点が必要になるのだ。

しかし人のため、社会のため、自己犠牲、この響きは
強烈に人を魅了する麻薬のようなものである。
これだけで人の一生を終えてしまうほどの。

お金儲けは、実はこれだけで一生終えるほどの
強力な磁力はもっていない。
それだけでは、いつか満たされない時期がやってくる。

しかし考えようによっては幸せなのかも・・
ずっとずっと天国にいられますもんね。


年末(調整)の風景

「年末調整の資料ぎりぎりになって申し訳ない、
来年はもっと早く集めて渡せるようにします」

「名前が読めない?スイマセン、次はきちんと
書かせるようにしときます」

ほぼ毎年この時期に聞かされるセリフ。

ちなみに12月に訪問したときにいわれるセリフで、
一番多いのが、「この紙って、いつまでに出せばいいの?」

それに対しての私の答え
「今日、今、この瞬間」
「それにこれはではありません。
扶養控除等申告書、保険料控除控除申告書といった
名称がちゃんとついています」

毎年思うのが人間は成長しない。
ホント成長しない。

そうだ、来年はボイスレコーダーをもってこの時期
巡回しよう。録音して翌年この時期に聞かせよう。

まっ、たいした効果ないかもしれませんが。

※12月ならまだいいのですが、法定調書合計票の
印鑑のときに「これまだ間にあう?」とか年末調整資料を
出さないように・・・殺されても責任はとれん。


説明かに行くべきか、記帳指導を受けるべきか

先週末、税務署からなにやら郵便物が届く。
なになに新規消費税課税事業者・・

今年から消費税の新規課税事業者になった方へ
消費税の説明会を行うこと。

記帳について、指導を受けている場合について、
どの青色申告会によって受けているのか。
受けていない場合、税務署による記帳指導を
受けることを希望するのかどうか。

こんなような文面のアンケートなんかが、
入っていました。

私は今年から消費税の課税事業者です。

税理士が行う消費税の説明会に出るたほうがいいのかなぁ。
私も担当したことあるのだけども。。

自分で自分の記帳はしてるんだけど、
記帳指導を税務署か、商工会議所にて受けるべきなのかぁ。
受けたほうがいいといった税務署からの希望なのかなぁ。

他の税理士のとこにもこれ来るのかなぁ。
俺のこと心配してくれて来てるのかなぁ。

しばらくそのアンケートを眺めながら悩む。

「○○税務署の個人課税の××です。スイマセン
間違えて送っちゃいました」

さっきおどおどしながら税務署から電話がありました。

税理士が行ったら、担当税理士はどんな顔するんでしょ。
それはそれで面白そうといった気もする。



私のところの年賀状は、元旦に到着しないことを宣言します

希望(メイショウサムソン→ポップロックに
土壇場で変更)敗れた私は年末に向けて決めました。

それは・・年賀状は元旦には届かなくても
いいやってこと。

そうだなぁ、七草粥のころまでに届けばいいか。

7日もまだ年始のうちですよねぇ。。。

世界でいちばん長生き、でもいちばん希望が・・

「外国人看護師ら受け入れ」今朝の日経に出ていました。
とりあえずインドネシアから1000人程度を2年間、
来年から開始するとか。

この記事を見て、やっと始まったのか、といった感じが
します。もう手遅れかもしれませんが。

日本は外国人からみてさほど魅力的な国では
なくなりました。確かにそこそこお金はもっている、
治安もそこそこいい、叫ばれる格差も世界的にみれば、
さほどのものではないでしょう。

でも自分の人生やお金をかけるに値する、希望のもてる
国では急速になくなっています。上記の看護師などは
もはやアメリカ、カナダやヨーロッパに渡りたがる人のが
多いし、お金の面では日本人自身が、日本の株式を
買わなないのです。

日本人自身が日本に魅力を感じないから、投資資金は
外国にばかり回り、気のすることといえば、自分の年金の
納付記録ばかり。お腹壊した人が1人もいない
お菓子の賞味期限を気にし、法令についてやたらと
うるさいくせに、その分のコストは誰も負担したがらない。

ある方のブログには「いちばん長生きで、いちばん病院がたくさんある国。
でも、いちばん経済成長しなくて、いちばん借金まみれの国」
と書かれのがあって、これうまいこと表現するなと感心しました。

人が頑張れる、向上しようと努力する理由はなんだろうと
考えると、希望といったことになる。
それがなくなってしまえば、お金も長寿も意味がない。

殺さないように運営すること。
殺さないようにね。

私は明日、希望を仕入れに行ってきます。
私の希望、夢はメイショウサムソン(今のとこ)。

ショックショックショック

先日の健康診断の結果が戻ってきました。

特に重大な問題はないですが、昨年より1キロほど
太りました。昨年は健康診断前4日ほど断酒しましたので、
今年の結果のが正しいのでしょう。

血液検査の脂質の部分の数値も悪くなってます。
これまたお酒の影響か。そろそろ休肝日も考えよう。

そして一番気になったのが視力。

昨年は「近視、乱視による影響が見られる」

今年は「近視、乱視、加齢による影響・・」

余分な2文字で軽いショックが・・

確定拠出年金の拠出開始

10月に手続きした個人型確定拠出年金の確認通知書、
口座開設のお知らせがやっと届きました。
今月の26日に引き落としになります。

ちなみに今月は10月分と11月分の2月分が
引き落とされるようで、この分の所得控除に係わる
証明書は、来年の確定申告時までに送られて
くるのでしょうか。それが気になる。

確定拠出年金インターネットサービス

確定拠出年金の加入者は、このネットサービスか
コールセンターでいろいろなサービスを受けることが
できます。

残高・時価評価額照会、拠出商品に対する配分変更、
スイッチング(商品残高の預け替え)、運用実績の照会、
投資商品情報等々。なかなかに便利なようです。
拠出が始まったら、随時このブログに情報をアップします。

拠出当初の配分は、三井住友・日本株式インデックス
年金ファンドを70%、ステートDC外国株式インデックス
オープンを30%で設定しました。

しかし最近なんとなく配分の考え方が変ってきました。
日本株のインデックスは止めて、全部を外国株式に変えて
しまおうかと思い始めてます。日本株式の投信は
さわかみファンドだけでいいかなぁと。

なんとなく、日本て国の将来に希望が持てなさそうな
気がするんですよね。。。





ボタニカルアート

ボタニカルアート1

ボタニカルアートを7枚ほど分けてもらいました。

これらは1820年代の作品らしく、こういった
古い作品も、ヨーロッパではちゃんと市場があって
流通しているのです。



額装してありますが、裸の画の状態で買ってきてから、
ある程度の大きさにカットする。
そしてそれらを職人さんに頼んで画にあった
額装をしてもらうのです



ボタニカルアート2

1820年代なので、当然プリント技術なんて
ありません。
写真だとわかりにくいですが、これすべて手作業です。
なんともいえない味わいがあっていい。






ボタニカルアート3

7枚も買ったのは贈答用にするため。

家の新築とか、新しい事務所なんかのお祝いには、
こんな感じの品物を喜んでくれる人もいるだろうと
思ってです。




この時期のまとめ買いですが、決して税金対策では
ありません。

決して・・

パーティ・・恥ずかしい

ああ気が重い。
今日の夜、パーティとかいうものに出席しなくてはイケナイ。

パーティ、この響きが恥ずかしい、
ああ、パーティ。

ドレスアップしての出席をお願いします。
ドレスアップ・・ああ、恥かしい。

クリスマスパーティ。
なぜ日本なのにクリスマスなのだ。

パーティ、ドレスアップ、クリスマス。
ああ恥ずかしい。

昔々私が20代の前半だったころ、
オシャレにうるさかったころ、タキシードを洋服屋に
だまされて買いました。しかし着ていく場所がない。

その点はさすが洋服屋、着て行く場所がないなら、自分たちが
作りましょうってことで、洋服屋主催のクリスマスパーティを
行いました。

私も呼ばれて、タキシードに蝶ネクタイ(あああ恥ずかしい)と
いったいでたちで出席。しかし冷静に見てみると、とっても
恥ずかしいことに気がつきました。

芸能人でもこんな派手な格好はしないだろう
といった集団に自分も属してると思ったらもうダメ。
滝のような汗とともにあまりの恥ずかしさに
死にそうになる。あああ、穴があったら入りたい。

派手なかっこうした若造の集団が、シャンパン飲んで
歓談してる。シャンパン、あ〜恥ずかしい。
帰りたい、帰りたい、恥ずかしいよ〜

それ以来パーティといった言葉に過剰反応するように
なりました。トラウマとなって残っているのです。

私が落ち着くのは、芸者呼んで飲んだくれる
税理士会の飲み会(先輩方スイマセン・・)です。


相続税申告レクチャー

ある会話。

私「この土地の評価の資料ってどれ。住宅地図とか、公図とか
どこ?」

某税理士「公図?公図ってどこのあるの?」

私「それじゃこの評価の路線価や価格補正ってなに見て決めたの?」

某税理士「税務署に行って聞いたら、6万円っていってたんだけど」

私「・・・」


私「これって登記地目と課税地目が違うんだけど、実際はどうなの」

某税理士「よーわからん。見に行ったんだけど、車も通れんし
寒いから帰って来ちゃった」

私「・・・」


私「この上場株の評価の時価ってどうやったの」

某税理士「証券会社が出してくれた」

私「でも月中平均は?当月、前月、前々月のは?」

某税理士「それってどうやって調べるの?」

私「証券取引所のホームページとか・・」


あきらかに私が直接やったほうが早いし正確。
説明する方が手間かかる。というかものすごい手間。

やれやれ。

揉めない相続、揉めっこない相続

相続の相談で一番多いのが税金がどれくらいでるか。
次に多いのが揉めた場合の対応についてでしょう。

税金がどれくらいでるかは計算だから、それ自体は
比較的すぐに数字が出せます。しかし揉め事については、
数字で客観視できないので、これはある意味相続が起こって
みないことにはわかりません。

けど今まで私は揉めた例に遭遇したことはほとんど
ありません。揉めるかなぁ、といった相続人の心配は
ほとんどの場合杞憂に終わります。

考えてみれば当たり前で、揉めていいことなんか
なにもない。時間と費用の浪費で、その上人間関係まで
悪くなっちゃうだけです。

相続が揉めるとすれば、懐疑心と欲がからんだ場合
でしょうが、人間そんなに欲深にはできてないし、
狡賢くもできない。つまりまともな頭がついていて、
それの働きがさほど悪くなければ揉めようがないのです。

マスコミで面白おかしく取り上げられる争続(相続)
なんて滅多にない。数少ない例を取り上げて、
大変だ大変だと騒いでるだけ。

しかしまあ、相続で揉めてくれた方が仕事になる
人たちもいるのでしょうが。


平成20年度税制改正大綱

税制改正大綱が発表されました。

自民党の平成20年度税制改正大綱

経済産業省の「平成20年度税制改正について」

一番大きな改正は事業承継、自社株に係わる相続税額の
80%納税猶予

それ以外は自分で調べてるか、他の勉強家の
税理士さんのブログを読んで・・

来年の1月半ばくらいには、税制改正セミナーか
なんかやるでしょ。わたしゃそれまで待ち。


ポジ×ポジ×ポジ×ポジ

毎月やってるFPの勉強会に営業コンサルタント・
モチベーションビルダーのいとう伸さんという方に
来ていただいて、営業について講演していただきました。

いとう伸さんのHP

いとう伸さんのブログ

「つかみ1秒、あと楽勝」といった営業の本を
出されてる方で、コーセー化粧品の営業マンとして
7年連続日本一になった経歴をお持ちです。

まあ、事前に聞いてはいましたが、超ハイテンション。
パチッと朝目が覚めた瞬間から、ハイテンションだそう。
しかしクスリはやってないとか。

がはははははははは〜

会場の笑いをとるつぼも心得たもの。
それでいて、心理学とかカウンセリング、脳科学なんかの
知識も織り込みつつ、現場で鍛えた営業の極意も披露。
ただテンション高い変なおっさんではありません(当たり前)。

自分のファクターをかけないで人を見る訓練。
自己開示と受容、こういったことが営業の現場でも
重要なこととか。とりあえず人間を肯定的にとらえる
ことでしょ。これらは私もカンセリングで習いました。

話を聞きながら思ったのは、人と人の係わりは
ビジネスといっても結構同じようなものといったこと。

結局どんな商品・サービスであっても人が売り、人が買う。

営業のプロいとう伸さんも、今まで人間以外には
売った事はないとか。



サービス業とは、想像力なり

サービスのもっと重要な点は想像力です。
断じて目の前で行われている行為そのものではない。

自分の行ったサービスが、どういった経済的効果を
生ずるのか、心理的効果を生ずるのか、社会的効果を
生ずるのか、これらについて想像が及ばない人は
サービス業に向いていません。

さらにできれば、それらの行為が「個々」の
サービスの受け手に対して、どういった効果が及ぶのか、
心理的満足を生ずるのかまで、想像しなくては
本当のサービス業とはいえないでしょう。

そこまでやって、単なる行為が、1ランク2ランク上の
サービスといえるようになるのです。

やりっぱなしでなく、自分の行った行為の後々の
効果や与える不利益まで、想像し対処する必要が
それらにはあるのです。

いいです、くどいようですが、自分が行った行為の
後々の利益、不利益そこまで考え、想像力をはたらかすこと。


てな話を会計の資料が乱雑なお客さんに、
くどくどと話してきました。

これで来月は少し楽ができるかなぁ。




イータックス包囲網

税理士会の始まりの時間に税務署議題といった、税務署の
お願いの時間があるのですが、今日の税務署議題も
毎度毎度のイータックス推進のお願い。

総務課長さんのネクタイにプリントしてある文字が
「電子申告」。涙ぐましい。

そういえば以前の「電子政府申請オンラインフェア」で、
もっとも力が入ってたのが、国税のイータックス。

全身緑色のイータ君、わざわざ東京から新幹線で
やって来たとか。このイータ君は国税専門官。
会場を所狭しと愛嬌を振りまいて、多くの人(たぶん税理士)と
記念写真を撮ってました。

電子申告しなきゃ・しなきゃ・・


厄介な、しかし本質的でもある

今朝の日経新聞を読んでて、日本でだけ売れる不思議な投信
毎月分配型のグローバルソブリンについて
書かれてました。

この毎月分配型の投資信託が、投資の基本から考えれば
ひどく不利な商品であるのは、超不勉強なCFPの私でさえ
わかります。

長期投資でもっと大事な複利効果、税金による元本の
目減りといったデメリットを、最大限に享受するの
だから当たり前なのです。

こういったわかりやすい例はともかく、自分で投資を
始めて、その存在が実感しにくい大きな敵があるらしい
ことに最近気がつきました。

それは何かというと「感情」。

冷静に考えれば、理屈にあわない投資行動に走ってしまう。
目新しいものにすぐに飛びつく。
売る側のあおりに簡単に引っ掛る。

こういった行動の根底にあるのは、すべて理屈では
割り切れない、また論理で推し量ることを拒むものの
存在があるのです。

この感情といった厄介なもの。これらが投資行動に
重大な影響を与え、本来獲るべきことができたであろう
経済的利益を食いつぶすのです。

投資と心理学といった、私のような文系人間には
畑違いとしか思えない学問が両立する意味は、
そういったところにあるのでしょう。

昔から不思議で仕方がなかった、株が好きな人と
競馬好きな人の共通性、すなわち最終的にその行為が
何に貢献するものかを理解すれば、同じに見える意味が
今はよくわかります。

しかしこの感情といった厄介な存在。
これがなくては人生は無味乾燥、とても空しい。

洗練させること。
思いつく対策としては、今現在はこれだけ。


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