いしだ会計の日記

西三河の開業税理士の日記です。

2008年05月

税務調査に思う

ここのところ、めずらしく税務署の税務調査に数件
立ち会いました。

その立会いをしながら、木っ端役人のいやらしさに
腹をたてながらも、なんとなく、その腹立たしさの
根っこにあるのは、考え方の古さ、時代の趨勢に
あってない、その税務調査のありかたにあるのではないかと、
思えるに至りました。

今回も過去も、そして勤務時代も税務調査で指摘されるのは
ほとんどが、売上が前期か今期か、たな卸しが多少
漏れてるのではないか。修繕費か減価償却資産か、ほぼ95%
くらいがそんなようなことで、その期ではともかく、
継続的な企業活動の中で帳尻は合ってしまうような
指摘事項がほとんどでした。

私が思うに、たとえば年商が億の単位の会社で、数万円、
数十万円のたな卸しが漏れていることに、大量の時間と
税金(税務職員の人件費)を投入することに、
なにか経済的な合理性はあるのか。大きく考えれば、
日本経済全体に対して貢献するものはあるのかと
思ってしまうのです。

経営の本質は、顧客づくりにあるというのは、良識のある
経営者、コンサルタントは皆考えるでしょう。
決して経理や納税が目的ではありません。
その顧客づくりが継続できなければ、経営が継続できないし、
そもそも納税だってできないのです。

つまり税金が先か、顧客づくりが先かを考えた場合、
その優先順はあきらかなのです。

しかし経営の本質は顧客づくりでありながら、
経理の間違い探しがそのほとんどを占める税務調査。
それとたかだか税金の計算屋に過ぎない税理士を
センセイと持ち上げるその考え方、それらすべてが、
今の時代にまるであっていないと思えて仕方ないのです。

あのくだらない行為に膨大な税金が放り込まれている。
顧客づくりの要である社長が、そのくだらない行為に
長々と付き合わされる。これこそ本当に大きな経済的損失と
考えるべきだと思うのです。

やはり納税者番号制度を入れるべきでしょう。
そうすれば悪質な脱税等の洗い出しはかなりの部分可能。
結果として、あのチマチマとした腹立たしい
間違い探し、粗探しの税務調査のほとんどが不要になる。

まあお役人の上の方の、頭の本当にいい人たちは
気がついているのでしょう。その下地づくりのための
電子申告なのでしょう。

税理士制度もそうなれば将来的には不要でしょう。
そもそも「指導」なんて行為自体が意味が
なくなるのですから。

もちろん税務署員も大半が不要になります。
制度的に居場所がなくなっていくのです。
せいぜい電子申告で送られた申告書をプリントアウトして、
それらを製本することぐらいしかやることなくなる。

○○税務署の調査官の○○。
お前らは左前なんだよ。
ザマーミロ(←結論はこれ)。

気がつけばダービー

本日午前中に最後の1件のお客さんに印鑑をいただいて、
そのまま提出に税務署等を回って、今年の3月決算法人の
申告は終了しました。今年は12件。

申告期限自体は6月2日、まだまだ仕事し頑張ってる
会計事務所も多いことでしょう。
会計事務所の皆様、とりあえずあと2日、
ファイトだして行きましょう。

明日は朝から以前FPの勉強会に来ていただいた、
話し方教室の先生がやってる、プレゼンテーション
セミナー
に行ってきます。
どんなことするのか楽しみ。

そういえば明後日、日曜日は日本ダービー。
気がつけば、もうそんな時期。

馬も会計事務所職員も走れ〜

以前は友人

経営者と従業員がうまくいかなくなって、従業員に辞めて
もらうとき、その周りの関係者も結構つらいものがあります。
中小零細企業でアットホームであればあるほど。
その関係者には、当然のように税理士も入っています。

私たちが関与してる中小零細企業では、社長だけでなく
その従業員も顔見知りであることがほとんどです。
いつも訪問したときに、毎回顔をあわせるので、
いやでも親しくなるのです。

しかし勤務不良で、社長と折り合いが悪くなって
辞めてもらわなくてはいけなくなれば、よほど社長の
言い分が不合理でない限り、我々は社長側につかざるを
えなくなるります。これは誰から顧問契約をいただいてるか
考えれば、ごく自然な成り行きなのです。

話し合いで、すんなり合意の上で退職となれば、
一抹の寂しさはあっても、まあ受け入れることはできます。
けどこれが感情のもつれから、法的な闘争にでも
なる可能性があれば、そうはいっておれないのです。

もつれた瞬間から、あの親しかった、訪問するたびに
よくしてくれた、あの従業員さんに勝てる方法を
社長に根回ししなければいけません。
労働基準監督署に駆け込まれて、お目玉くらわないよう。
もしも裁判沙汰になっても、勝てる確率が高いよう。


皆割り切ってやってるのかしら。

看板上げると、こういったことが増えるのかなぁ。
社労士とったのは失敗かも。。。

1人で生きるってつらい、女性はなおさら

以前FP相談を郵便局でやっていたころ。
何人かの高齢の女性の相談を受けたことがあるのですが、
その時思ったのが、お金に対する社会制度が女性に
対して著しく不利益であるといったことでした。

年金制度がそもそも亭主とセットで考えられてるし、
まともに働いた場合の生涯年収だって、全然違う。
年収が違えば、年金の給付や将来に備えるための
原資にも差が出てくる。

2年ほど前、カンセリングを習いにいったとき
夫との関係に悩んでる女性が沢山来てました。
それとなく、別れられない理由に経済的事情が
あるのではないかと聞いてみたところ、
強く肯定はしませんでしたが、答えはイエス。

そのカンセリングにすでに離婚された女性も
沢山来ていましたが、離婚されたかたの方は、
すべて看護婦等、自ら稼ぐ手段をもっていました。

かたやなんとか修復して、続ける意味を見出そうとして、
かたやリセットして、1人で生きていく意味を
見出そうとしている。カンセリングに来ている女性の
多くが、このどちらかに属してたようです。

そういったことなのですよ〜
一昨日電話くれた○○さんの奥さ〜ん。
よ〜く考えてね〜




ビミョーな感じが腹立たしい

何が頭にくるかっていうと、失礼なくせに
こちらが激昂するまでは失礼ではない。

誘導的なくせして、さもこちらの意を汲んでいる
ようなものいいをする。

さらに頭にくるのが、自分達のやってることのが
優先されるべきといった思考が見え隠れ。

こういった連中に一番頭にくる。
こういった連中は○○○○にホント多い。

その点は中小零細企業の社長のがわかりやくていい。
とても正直だし率直です。
度外れて失礼な場合は、むしろ笑ってしまいます。

あ〜ムカつく、○○○○○の○村め!

あ〜〜〜〜〜〜〜ムカつく
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

結論から言え!

新しい事務所の電話の件で打ち合わせ。
で、先ほどNTTの営業マンが返りました。

なんというか、実にわかりにくい説明で
こう神経がイライラ。

いくらになるか、どうなるのか、
結論からいってくれ、結論から(怒)。

営業マンが覚えておくといいのが、自営業者や中小零細の
社長と話すときはまず、結論から話すこと。これ絶対。

前置きが長いと、必ず怒りを買うと考えるべきなのです。
超短気な人ばかりだから。

あ〜イライラ。
あ〜イライラ。
あ〜イライラ。

長期投資の伝道者VSアセットアロケーションのプリンス

昨日はいつものFPの勉強会で、内藤忍さんのお話を
聞くことができました。
早速ブログにはその様子がアップされています。

話の内容はアセットアロケーションを中心とした、
投資と投資資産管理の手法がメインで、少しだけ
タイムマネジメント、目標管理などの話もされました。

主催者側の関係で、他の聴講者のように話に集中して
聞けませんでしたが、概ねそんな感じだったと思います。

内藤さんも少し触れられましたが、昨年おみえになった
澤上投信の澤上さん との考え方やパーソナリティの
違いは面白いもんだと思いました。

たとえば一番顕著に違いがでたのが、株式投資の考え方。

内藤さんが実践されてるバリュー投資は、個別企業としての
名前はまったくみない。計算された数字で割安かどうかを
判定して、それ以外の情報はむしろ無駄といった考え方です。

澤上さんが推奨する株式投資するやり方はその反対。
思い切り思い入れをもって、応援できる企業の
株を買って長期保有しましょう。

それ以外の諸々がほぼ逆の思考なのです。
たとえば個々人のアセットアロケーションを最重視する
内藤さんに対して、澤上さんは、そんなもん
ファンドマネージャーにさせろといったスタンス。

今回のセミナーはSGといったこともあって
内藤さんとしては、前提としてFPを対象としていたようです。
また過去の名古屋での活動は、FPを対象とされた
活動が多かったように聞いています。

それに対して、澤上さんのときは、FPや
証券マンなんかより投資に対してまっさらな素人を
集めて欲しかった様子でした。

内藤さんには直接聞きそびれてしまいましたが、
どうもFPを通じて、アセットアロケーションの考え方を
広めてもらいたいといったのがあるのだと思います。

それに対して澤上さんは、今まで投資には無縁だった
人に長期投資の醍醐味を伝えていこうと思ってる。
だからむしろ業界ずれした人を対象とはしていない。

またこのスタンスの違いは、それぞれのビジネススタンスの
違いにもきっちり表れているように思います。

私は密かに、澤上さんのことを投資の世界の
長島茂男とよんでいます。その発言には表裏がなく
一貫性があるのだけれども、たまに「ウン?」と疑問符が
浮くことがある。けれどもあの明るく、前向き、
ポジティブなキャラクター。「まっいいか」となるのです。

それに対して内藤さん。
感情ではなく勘定で投資は考えるもの。
科学的合理性、数学的合理性こそ投資には必要で、
それにはモダンポートフォリオ理論こそもっとも有効。

むむ、王貞治だ。
ということで、長島茂男に対する永遠のライバル、
王貞治が個人的には登場したのでありました。


たとえが古い?

私はSGの代表を降りることを決意しました

毎月やってるFPの勉強会に、本日はある方が
やってきます。

そのある方

本日また新しい本を出されるのですねぇ。
メンバーの話によると、それも購入可能なように
準備してるとか。

それにしてもすごい経歴の人が来る。
すごすぎ。

豊川高校の就職コース卒業が最終学歴の税理士には、
近くに寄るのも眩しすぎ。

100人かぁ、集まったなぁ。
挨拶、気が重い。

そうだ!
たった今、代表を降りることにしよう。
そうだそうだ。降りよう、降りよう。

んなことできんわな・・

私はタイコもち

3月決算法人の申告が重なるこの時期は、普段はあまり
会って話すことがない社長とも、話す機会が多くなります。

面白いなあと思うのは、社長といった人種の多動性、
つまり落ち着きのなさはほぼ共通しています。
ゆったりじっくり、思慮深い方なんかは中小零細の
社長さんにはほとんどいません。

それとまず例外なく拡張思考をもっています。
新しいこと、お客さんを増やすこと、規模を大きくすること、
こういったことに対して、常日頃から思考を費やす
習性みたいなものが頭に染み付いている。

それに対して、それをサポートする周りの人は、
これまたほぼ例外なく現状維持思考の方が多いように
思います。

新しいことをやりたがる社長と、今の状態では
まだ早い、無理であることを強調する幹部社員、
これはほぼ例外がない、中小零細の典型的パターン。

それらに対する私の反応はどうなのかって?

そりゃ社長をはやし立てるに決まってる。
だって面白いじゃないですか。

なんかわけわからんエナジーや、ワクワクが
ないとつまんないですもん。

それとまあ、お金もらってるの社長さんから
だっていう現実的な理由もありますしねぇ。

お金を増えるところにもってイコー

日本の企業であっても世界中で稼いでるような
会社であれば、稼いだお金をどこにもっていくか、
またはそのお金を世界のどこに再投資するかは、
とても重要な戦略となります。

先日の新聞で、日本の企業が稼いだお金を日本に
もって返らないで、そのままその地域か、日本以外の
他の地域に再投資してしまうことに対して、触れた記事が
あったように記憶しています。

企業の本体自体も日本に再投資しないし、子会社であれば
配当で日本の親会社に還元されれば、それにも
法人税が課されてしまい(制度的には外国税額控除で
一部取り戻しは行われますが・・)、それならそのまま
その地域に再投資した方が有利なのは当然なのです。

この記事については、日本にある世界的企業に対して
不利にはたらく税制について書かれたものでしたが、
それ以外に日本に資本をもってこない本質的な
問題が他にあります。

それは日本にお金をいくら再投資しても、そこで
つくったモノが売れないといった事実があるのです。

冷静に考えれば、少子高齢化がすごい勢いで
進む日本で、消費が増えるといったことが起こることは
ありえません。だってモノを買ってくれる人そのものが
減っちゃうのだから、どう考えたって消費は縮小するに
決まっているのです。

企業がお金を投資するとしたら、そこは現に旺盛な
消費があるか、消費が期待できるか地域になる。
人口が減っていく国に再投資する理由はないのです。

私は最近、自分のお客さんに投資することを勧める
ようにしています。外国に投資できる投資信託
(または外国で稼げる日本の企業に対する投資信託)。

税理士の本来業務ではないのですが、
そこには上記のような、日本での消費に期待できない
事実に対する、漠然とした不安に対する一種の答えの
ようなものが含まれている気がするからです。

そう、すでに規模的に縮小していく日本という国で、
まじめに、ただまじめに働くだけでは、豊かになるどころか
貧しくなっていくかもしれないのです。

「最近どういった業種が景気いいですか」
といった問いは、税理士によく投げかけられますが、
それに対する私の答え
「個々にはあるのでしょうが、どの業種も景気いいもの
なんかありません。どこもかしこもこれからよくなる
理由はありません(正確にいえば日本の中では)」。

自分のもってる資源をこれからどこに置くのか。

労働といった人的資源を日本に置くのなら、
それ以外の資源、お金は積極的に日本以外の世界に
置きましょう。でなければ自分の人生そのものを、自由を
個人ではいかんともしがたいものに託していくしか
なくなるのです。

お金を日本に置いておくのなら、リスクヘッジのために
自分自身を日本以外に置けばいい。
でもそれは・・大抵の場合、少しつらい。

税務署員に幸あれ

私は今日つくづく思いました。
私は税務署員でなくてホントよかった。

でも彼らがすべて○○○のではありません。
また○○○であっても、彼らが生まれつき
そうなのではありません。

国家権力が彼らに課す、強いるものが
彼らを○○○にするのです。

ああ、彼らに幸いあれ。

8時半から利用できるようにしろ

今朝、豊田市役所に法人市民税の申告書を提出して、
法人県民税の豊田加茂県税事務所に提出しました。

今日知ったのですが、豊田市役所の受付利用時間は、
朝の8時半から夕方の5時15分まで。

それに対して、豊田加茂県税事務所の受付利用時間は
朝の9時から夕方5時15分までです。
申告書を出しに40分くらいに行ったら、
私の後から歩いて来た人が、あわてて受け付けてました。

この30分の差はどういったことなのでしょう。
他の県税事務所もみなそうなのでしょうか。

8時半からにしろ。
この税金ドロボーめが。

ライフネット生命保険

ライフネット生命保険のHP

今朝の日経の1面つかって大きく広告がでてました、
ライフネット生命、5月18日から営業開始。

営業員0で、ネットで審査、契約まですべてできます。
したがって、日本の保険料が割高になっている
最大の理由である、人件費がほとんどかからない。

大手生保と比べて、20歳〜40歳の定期死亡保険の
保険料はほぼ半額
となっているようです。

わかりやすく、シンプル、安く、便利な商品・サービスの
提供ということで、扱うのは定期死亡保険、
終身医療保険のみで、特約は全廃、契約者配当金も
解約返戻金もなしです。

こういった当たり前の、シンプルでわかりやすいサービスが
むしろなかったのが不思議です。

私が思うに、あの保険のおばちゃんのわけわからん
話を聞かずにすむだけでも価値がある。

生命保険立ち上げ日誌

ネット生保立ち上げのブログ。

自分のビジネスに迷いがない人は、
とても清々しい。


ノストラダムス(←古っ)の小予言

えーと、先のことはわかりませんが、
少なくとも今年の9月、ないしは10月に
確実にわかってること。


それは・・








タイガースのセリーグ優勝!


阪神タイガース、フレー、フレー、フレー、フレー!



事務所の契約をしてきました

本日午後、事務所の賃貸契約をしてきました。
お金を払って、鍵を受取って、ポストの開け方を
教えてもらって。

以前のブログにも書きましたが、今回は贅沢考えず、
少なくともランニングコストを抑える、つまり
家賃の安い、ショボイ事務所にしました。

しかし人間不思議なもので、ショボイと割り切って
借りたのですが、借りると、もうチョッと
カッコつけたほうがよかったかと思う。

もっとも高い物件を借りてれば、それはそれで
不安ではあるのでしょうが。

とりあえず、新しい事務所開設へと具体的に
始動し始めた、初夏を感じさせる5月のある日
なのでありました。

特性及び性質

ある社長さんと話していたら、今までやってない新しい
事業について、大きく借入をして積極的に取り組むべきか、
それとも止めておくべきか、今現在イロイロ検討している
とのことでした。

この社長さんかなりの高齢で、経営の引継ぎの
ことを段取りしている最中です。しかしそのようなときでも、
事業の拡張や、売上の増加に対して、貪欲に動かれている。

つまり何がいいたいかというと、社長といった人種の
特徴は、常に前へ、常に拡張、成長を志向する
ものなのです。それが社長といった人種の持つ、
性質宿命みたいなものなのです。
かりにリタイヤの時期がすぐそこでも。


先日テレビ観てたら、真昼間からやってる
キャバクラ、昼キャバというものがあって、
昼間なんにもすることがない、年金もらってる
男性で賑わってるとかやってました。

昼キャバ常連の客さんの中には、80歳を超えてる
おじいさんもいて、それが孫娘より年下の
20歳のキャバ嬢の接客を受けていました。

つまりヤローとは年齢とは関係なしに、
そういった種類の生き物なのです(私は違いますよー)。


ここまで書いて、最初は関連あるような気がした
2つの事例、社長のもってる性質と、ヤローのもってる
特徴との共通性、そこから読み取る人の摩訶不思議・・
無理があったか・・

一年以下の懲役又は十万円以下の罰金だそうです

第百五十九条   【 私文書偽造等 】
第一項 行使の目的で、他人の印章若しくは署名を使用して権利、義務若しくは事実証明に関する文書若しくは図画を偽造し、又は偽造した他人の印章若しくは署名を使用して権利、義務若しくは事実証明に関する文書若しくは図画を偽造した者は、三月以上五年以下の懲役に処する。

私文書偽造を調べてみると、刑法では以上の
記述になっています。

たとえば開催していないにも係わらず、開催した
こととして議事録を作成した場合なんかは、
どうなんでしょうねぇ。

その逆で、開催したにもかかわらず、たまたま議事録を
作成しなかった場合には、その事実が議事録といった
書面として証明することはできませんが、
事実認定の問題であって、これが直ちに問題と
なることはないと思われます。

つまりないことをあったと書面にした場合と、
あったことを書面にたまたま残さなかったこととは、
決定的に違うのです。

う〜ん、これは誰にむかっていってるのかしら・・
ちなみにこんなんもありました。

第百六十一条   【 偽造私文書等行使 】
第一項 前二条の文書又は図画を行使した者は、その文書若しくは図画を偽造し、若しくは変造し、又は虚偽の記載をした者と同一の刑に処する。


私は導師(グル)

先日ある方の相談を受けました。
内容はというと、住宅にかかわるもろもろの法律的な
手続き、税務上の取扱い手続きについてです。

金融機関や住宅メーカーの説明を受けたのだけど、
理解不能の言葉ばかりで、さっぱりわからない。
だから噛み砕いて、わかるように説明して欲しい
といった相談内容でした。

内容はというと、特に難しいことでなく、
一般的な不動産の知識や都市計画法の知識、
税金の知識があれば答えられるもので、
それ自体どうといったことはありませんでした。

相談者との話は30分程度、それなりに
納得されて帰っていかれました。
しかし相談が終わったあとで、シマッタと思いました。
そう先走りしすぎて、答えてしまったと。

私たちのような仕事をしていると、ある程度
一般の方から持ち込まれる相談事はわかります。
疑問に思ってること、理解しづらいことなど
先回りしてわかってしまうのです。

先回りして答えがわかってしまうと、
「ああこれはこう、あれはそう」
「こういったことも疑問でしょうが、答えはこれです」
といった具合にやってしまうのです。

こういった場合のベストな方法は、やはり相談者に
十分に話していただくことです。
そしてこちらの話す言葉はできるだけ少なくし、
相談者自体がこちらの話に導かれて、自ら納得した
結論に達するようにすることなのです。

そうするとどうなるか。
自分のもやもやとした気分が十分に解消され、
かつ、正確な知識に自らたどり着くことができる。

そう回答そのものが、相談の目的ではありません。
相談者の欲しいのは、多くの場合、自らの納得なのです。

その相談者からいただいた、お礼のお菓子(せんべい)を
食べながら、深く反省する私なのでした。

ボリボリ。

事務指定講習通信指導課程の完了

全国社会保険労務士会連合会事務指定講習通信指導係
(漢字が多いなぁ・・)から提出レポートが
添削されてすべて戻ってきました。

それとあわせて、通信指導過程の完了についての
通知も送られてきました。
これにてあとは9月の面接指導過程を待つことに。

それにしても・・必要な手続きメモ。

不足あり、不足あり、不足あり、不足あり。

大丈夫?

○がない人のための制度

住宅ローンをどう組むと得ですかというのは、住宅取得の
ときに税理士に問われる定番の質問です。
多分この質問の意図するところは、どうやれば所得税の
住宅ローン控除の特典を活かせるかってことでしょう。

で、私の答え。

住宅を購入すれば、確実に値下がりで損します。
そして住宅ローンを組めば、所得税の税額控除以上に
金利払いますので、さらに損は確実で大きなものと
なるでしょう。

住宅ローン金利は、現在いくら安いといっても、
税額控除の借入金残高の1%、0・5%(適用期間10年)、
借入金残高の0.6%、0.4%(適用期間15年)、
これらの控除率以下ということはありません。
つまり単純計算では得することはありえないのです。

もしあるとすれば、お金があって、そのお金を使わず
住宅ローン金利以上で確実に運用できる場合でしょう。
しかし運用の不確実性と、ローン金利の確実性を
天秤にかければ、あまり割りのいい賭けではない。

そもそも意地が悪いいいかたをすれば、住宅ローン控除制度は
お金がない人(貧乏人)のための制度なのです。

お金のない人が、住宅を買うために目一杯借金をする。
そしてそれを一生かけて懸命に返す。
せめて所得税だけでも、ちーとばかり減らしたらんと
かわいそうじゃない、といった制度なのです。
ハウスメーカーは絶対にいいませんが。

私はこれから先、大きな大きな借金をかかえるリスクを
よーく考えながら住宅を買うべきだと思います。

もしどうしてもローン組んでまで住宅が欲しくなったら、
上記の控除率と住宅ローン金利を考えること。
それでもダメなら、25年後建物はタダになることを
想像しましょ。

それでも欲しけりゃ・・俺は知らん。


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