いしだ会計の日記

西三河の開業税理士の日記です。

2012年09月

最強のふたり


じわじわ上映館が増え、ヒットしているようです最強のふたり

正直のこの手の「いい話」は苦手なのですが、
どんなものかと見てきました。

さすがじわじわヒットするだけあって、
いい映画です。これからも口コミでまだまだ
観客動員は増えていくでしょう。

全身麻痺の大富豪と、スラム街の住む
黒人青年の友情の物語。

スラム街に住む黒人青年ドリスは、介護の経験も
無ければ知識もない、そしてその雇い主であり、
介護されるフィリップに対してあらゆることに関して
容赦がない。

おそらく障害者の介護やケアを専門としてる
人が見たら、眉をしかめるようなことや
言葉を平気で投げかける。

冷静に見たら、とんでもないアンちゃん
なのですドリスは。

しかし同情され、建前ばかり話す周囲にうんざり
していたフィリップには、一人の人間として、
体当たりで接してくれるドリスと深い友情に結ばれ、
また生きる喜び見出していくのです。

これ実話をもとにしているとのこと。
ある程度美談にデフォルメしていることでしょうが、
やはりいまの障害者福祉については
考えこんでしまうのです。

腫れ物に触るような扱いで、肉体的には
長生きできてもそれが幸せなのか。

傷つくのを怖がっているのは、実は
介護される方ではなくて、介護する側では
ないのか。

障害者を本当の障害者にしてしまって
いるのは、誰なんだろうと。

税理士会役員の交際費も当然にOK?

へーっ。

9月19日に東京高等裁判所で、弁護士業に
関する必要経費(交際費)について、興味深い
判決が出たんですねぇ。

ようするに弁護士会の役員として支出した
交際費が、弁護士業の必要経費と認めら
れるかどうかで国と争った裁判で、国側が
負けたのです。

国側(税務署)は事業所得の必要経費について、
事業との直接性を厳密に求めたのに対して、
裁判所はそこまでの直接性は、税法上求めら
れていないとの判決を出したのです。

へーっ。

私がこの税理士の業界で、最初に先輩に
事業所得について教えてもらったときには、
経費にするならば、直接性はかなり厳密に
必要とされるといわれました。

つまり家事費が一部でも含まれていたら
その時点で、経費性はアウト。

しかしまあ、それならなんで固定資産の
事業専用割合なんてものがあるんだ?

光熱費等を合理的に経費按分するなんて
作業をするんだ?なんて疑問をもちながら実務を
こなしている人は、たーくさんいます。

そして多くのところ、うーん、これはアウト。
えーと、これはグレーだけど・・入れとくか。
まっ、これくらいなら税務署も大目に見て・・

なんて具合にやってるのです。

※この辺のさじ加減が素人の人には分からない
ので、じーっと目を見られて「センセに頼んで
るんだから大丈夫ですよね」なんていわれると、
ドキっとしつつ、何ともいえない気分になるのです。
ふぅ〜

上記の判決によれば、弁護士会の活動に
係わる交際費等をかなり広く必要経費と
認めているようです。

実際のところ、実務としてはこういった
士業者の団体や活動にかかわる費用は、
概ね交際費等で処理されているでしょうが、
それを裁判所も認めた形になったのです。

これ地方裁判所では負けてるんですよね。

H23-08-09東京地裁 Z888-1602 
弁護士業の必要経費/弁護士会役員の交際費等(棄却)


実務上興味深い判決ではありますが・・

自分に無関係な戦いは、なんか
ワクワクしますよね。

来週の業務連絡

少し先の話ですが、来週の水曜日3日から
土曜日6日まで事務所を留守にします。

いつものように、研修だ!といって
映画に行ったりするのではなく、
本当の本当に留守にします。

日本にいません、韓国です。

ただ韓国で、竹島は日本の領土だ!
と暴れて逮捕された場合、滞在は
もっと伸びるかも知れません。

会社はぜーんぶ投資なのだ

今朝の日経で、小売に土地取得再開と
いった記事が出てました。

ファミリーマートが5年で100億円を
投じて不動産を購入とも。

これを読んで思い出したのが小売と
いいながら、実際は不動産投資会社だった
ダイエーです。

そう、もともと日銭商売だったダイエーが
潰れた最大の理由は、不動産投資の
マイナスの利回りによるものだから。

私がいつも思うのは、会社というのは
あらゆる行為が投資といえる。

従業員を雇う、店舗を買う、税理士と顧問契約を
結ぶ、どこの銀行から借入を行なうか、社長が
カローラ止めてレクサスに乗る、あらゆる行為が。

そう考えれば、上記の土地取得も、
一種の不動産投資に他ならない。

自社のバランスシートをよーく見ましょ。

どこから調達し(調達も当然に運用なのです)
何に投資しているか。

企業の存亡を決定付ける、重要なヒントが
表示されてるかもしれません。

私たち税理士、コンサルタントも支払が
表示されるのはPL(損益計算書)ですが、
コストなのか投資なのかを意識しないとなぁ。

私のところは投資なので、
支払いよろしく〜

「お金がない」が合言葉

会計事務所という業種は、夏から秋に
かけてが一番暇な時期になります。

つまりこの時期が、一年で最も仕事がない
ようするにお金がない時期になるのです。

会計事務所に何か売込みかけたいと
思ったら、いまの時期に売込んでも
ダメですよ。

いまは金がない。
この一言で断られてしまいます。

しかし税理士という業種は不思議です。

中小企業のお金の指導をしているにも
係わらず、いつもお金がないと
愚痴ってる人がとても多いのです。

二言目には金がない。

ある税理士とお酒を飲んでたら、いきなり
うちの事務所金がないんだけどどうして?
みたいなことをいきなり聞いてくる
人までいます。

そんなこと知らんがな。

このいつも金がない金がないと愚痴ってる
税理士の指導受けていて、その顧問先の
資金繰りがいいなんてことがありえるとは
とても思えない。

金がないと愚痴るのは、自分自身のお金に
対する管理能力がいかに低いか、ひるがえって
顧問先へのお金の指導能力の低さも露呈して
いるといえるのです。

なに?
オマエはどうなんだって。

へへ、いまの時期はですね・・

あー、消費税10%になったら納税用の
貯金しないとなぁ。

中間納税もきちゃうし。

外資系金融の終わり

外資系金融の終わり―年収5000万円トレーダーの悩ましき日々
外資系金融の終わり―年収5000万円トレーダーの悩ましき日々


藤沢数希(著)

人気ブログ 金融日記 の藤沢数希さんの
外資系金融の終わり読了。

アマゾンの書評では、結構酷評されてますが、
個人的には面白かったです。

書評するのは、金融についてど素人の私には
手に余るところもあるのですが、私レベルの
金融やマクロ経済の知識でも何とか理解できます。

そして一番面白かったのが、ようは外資系金融と
いっても、やってるのはごく普通の人たちというくだり。
過度に崇拝したり、恐れる必要はまったくない。

ちょっとだけ学歴がいい、ちょっとだけ頭がいい
サラリーマンが働いている、普通の会社であり、
日本の大企業のようにダメダメで、さらに巨大な
コストを世界中に押し付けてるとほほの会社なのです。

サル山の名前は外資系投資銀行かぁ。。

最後の章、金融コングリマリットの終焉では
大きく複雑なため潰せない金融コングリマリット批判と
いま進みつつある、金融機関と規制当局との癒着による
社会主義化、また本来あるべき(またそうなっていくだろう)
姿の提言で終わってます。

この著者ブログでもそうですが、サービス精神旺盛で
テレから悪ぶってますが、存外マジメで誠実。
それだからでしょう、何だかんだいわれながらも
支持されているのでしょう。

本の内容とは離れるのですが、最後の章を読んでて
思い出したのが、8月終わりころ、日経の経済教室に
書かれた池尾和人センセ「不祥事続く金融界
適正規模への圧縮が急務」。

ようするに金融業というものは、実体経済にあわせた
適正規模というものがあって、それ以上の拡大は
むしろ阻害要因になるというもの。

そうなんだよなぁ。

金融業というのは、本来生産部門の黒子であって
それが花形産業というのは間違っている。

これって金融政策に何を期待するかって
ことにもつながるよなぁ。

週刊税務通信

私たちの業界で、おそらく一番読まれている
であろうと思われるのが、週刊税務通信。

毎週毎週50〜60ページにも及ぶ税金の
解説や記事が掲載されています。

そして活字も細かく、概ね6、7割が漢字、
それも大半税務用語という、実に読むのが
ヘビーな週刊誌なのです。

週刊なので、ほっておくとずんずん溜まり、
知らぬ間にすぐに2、3ヶ月分溜まる。

ただでさえ読むのが面倒なのに、これが
溜まると苦痛とさえいえるようになる。

はぁ〜、やっぱ仕事に係わることだし、
読まないとなぁ。

はぁ〜

はぁ〜

なので最近は、速読だ!ってことで
パラパラとめくって終わりにしてます。

人間の能力は偉大なのだ、一度でも見たものは
忘れないのだ、ただ記憶から取り出せない
だけなのだ(←読んでないのと同じとは
いわないでね・・)。

この読むのが苦痛でさある週刊誌の
年間購読料が33,600円。

税理士という人種は、みなマゾヒスト
なんじゃないでしょうか。

それにしても字が小さい。
平均年齢60歳を超えた職業集団に
向けたものとは思えない。

読むのは事務員だけだからか?

売れっ子だって営業はする

たとえばとってもエライ先生であっても、
人さまからお金をもらって食べている以上
当然に営業はします。

これ当たり前。

ときたまこれを勘違いしている人が
いることには驚かされます。

とくに勉強をして資格をとった、難しい
試験をとおった人なんかに多いです。

また先生業は営業をしてはいけない
なんて意見をいう人もいる。

これも完全に間違い。

別に「買って!買って!」を連呼するのが
営業ではありません。自分の知識や能力、
人柄を知ってもらうことも立派な営業なのです。

だいいち、黙ってぼーっとしてるだけじゃ、
その人が何ができるのか誰も分からない。

当然知ってもらうには、何か伝える努力
工夫をしなければならないのです。

私はこんなことできるんです。
こんな内容のことが話せます。
こういったケースを指導した実績が
あるんです。

まーこの手の話は、起業相談、開業相談を
受けるたびに口にタコができるくらい
話してます。

たいていの場合、ほとんど伝わっていませんが。

ただありがたいのが、反面教師として
話をしている自らの反省にはなる。

が、その反省が活かされていないと
いうことを、このブログによって再度反省。

多分、10分後に忘れるだろうが・・

終身旅行者 PT

終身旅行者PT 資産運用、ビジネス、居住国分散 ―― 国家の歩き方 徹底ガイド
終身旅行者PT 資産運用、ビジネス、居住国分散 ―― 国家の歩き方 徹底ガイド


木村昭二 (著)
PT(終身旅行者)を日本で始めて紹介した
木村昭二さんの新しい本です。

もっとも私が最初にPTのことを知ったのは
橘怜さんの書籍を通じてですが。

このPTというのは、多くの国で採用されている
税金の仕組みである、属地主義を逆手にとった
税金を一切納めない生き方、ライフスタイルのこと。

ようするにその国の居住者でなければ
原則として納税の義務はないのだから、
世界中を旅行し続ければいい。

このPTになるということは、当然私には
無理なことですが、あこがれてしまいます。

日本の属地主義、ローカルールそのもので
ある税金にどっぷりつかった仕事なんか
やってるとなおさら。

なに税金?
そんなローカルな仕組みからは卒業したんだ。

・・と、いってみたい。

やる気の問題だろ

とりあえず今回の台風の直撃は
免れたようですね。

そういえば台風で思い出したのが、
私が住んでるマンションのバルコニーの
間仕切り。

今年の春の嵐、だから3月の終わりに
強風で、隣の部屋との仕切り板が
壊れたのです。

4月に入ってすぐに管理会社が修理の
下見をして、いまだに直ってません。

6月の終わりくらいに、修理を請け負った
会社が、再度寸法を測りに来ました。

そのときに簡易的に補修をしては
いきましたが、9月の中旬を過ぎても
そのまんま。

そういえば1月くらい前か、工事の
予定を隣の部屋とあわせて日程調整
するとか電話があったような。

世の中不景気で仕事がないという
話ばかりですが、うそだと思います。

無いのは仕事でなくて、やる気です。

怒る気も起きないな。

1つ勝つと

会社経営ではいろいろ考え、10個やってみて、
1つ、2つうまくいけばいいのです。

でもって、トータルのプラスマイナスが
プラスだったら、それでいい。

やることなすこと、連戦連勝なんて
ことはありえない。

そう、私の趣味の○さんと同じこと。
普通はまず負ける。

はぁー、また負けた。

でも1つ勝つと、それまでの負けはすべて
チャラになって、プラスが残る
(・・のような気がする)。

これがある限りは止められない。

これをビョーキともいう。

つまり会社の経営者は、みなビョーニンなのです。

不思議な集まり

本日は午後から支部の税理士会。

いつも思うのは、税理士という職業は
不思議な職業です。

つい1、2ヶ月前までは、敵だ!
と敵対視していた人達が、今月から
お仲間になりましたのでヨロシクとなる。

そして多数の委員会なるものがあって、
税理士業務に係わる話題について
あーだこーだと話し合う。

もっとも何かハッキリした結論が
でることはあまりなく、最後飲み会で
締めくくる。

ボーリング、ゴルフ、テニス、囲碁、
釣り、麻雀の大会やクラブがあって、
いちいち成績まで報告してくれる。

まるで高校生みたい。

不思議だ。

ハリーとトント

ハリーとトント [DVD]
ハリーとトント [DVD]


ノラちゃんで、思い出した。

猫好きならこちらの映画も。

アメリカンニューシネマの
名作としても知られる映画です、
ハリーとトント。




ノラやノラ

ノラや (中公文庫 M 77-3)
ノラや (中公文庫 M 77-3)


内田百けん(著)

昨日何気なくテレビを見ていたら、
内田百けんセンセの映画「まあだだよ」を
やってました。

映画そのもののデキは、黒澤明監督の作品の
中ではイマイチというのが私の個人的評価。

ただノラちゃんがなぁ。。

ノラやノラ・・

自ら燃える、他力で燃える、絶対燃えない

日本電産の永守重信さんによると、
人間には3種類いるとか。

自ら燃えることができる人。

他人から火をつけてもらうと
燃えることができる人。

どうやっても燃えない人。

このうち自らも燃えることができる人は、
全体の1割もいない。せいぜい5%以下。

大半の人は、他人から火をつけてもらう
ことによってのみ、燃えることができる人。

残念ながら独立して自営になりたいと
いう人の大半は、自ら燃えることは
できません。

なので私の場合、起業の相談を受けると
基本的には止めるようにしています。

もしもその人がどうやっても火がつかない、
燃えることができない人ならば、確実な
廃業という現実がまっているから。

それに比べて、自ら燃えることができる人は、
起業の決定権をゆだねるような相談なんか、
そもそもしません。勝手に独立、勝手に工夫して、
勝手に成功してしまいます。

もちろんこういった人にアドバイザーは
いらないでしょう。もしもいるとすれば、
必要な事務手続きのアドバイスくらい。

それに対して、他人に点火してもらわ
なければ燃えないタイプの人の起業は厄介。

燃えるか燃えないか分からないし、
当然起業の成功もやってみないと分からない。

オマエは燃えるか燃えないかハッキリしろ!
アドバイザーがわめいても、本人には
いまひとつ伝わらない。

かくしてアドバイザー役の人間は、当人以上に
イライラし精神衛生上実によろしくない。

えっ、私はどのタイプかって。

自ら燃えることができるタイプと自分では
思っているのですが、かなりの部分が
湿気ってる。

うぉーメラメラ、ふぅーグジグジ。

うぉーメラメラ、ふぅーグジグジ。

最近は全部が湿気ているかも。


ちなみに昨日やった私たちのSG(FPの勉強会)で
講師をやってもらったFPのこの人は、自ら
ボー、ボー、メラメラ燃えることができる人。

ちょっとばかり暑苦しいですけど。

賦課方式、積立方式、論点整理

天動説か地動説か

公的年金制度のにおける賦課方式、
積立方式の違いを私なりに。

間違っていたらご指摘ください。

1.諸外国の年金制度はほとんど賦課方式
それによって破綻した国はいまのとこなし

2.高齢化等により積立方式への移行を
検討する国もあったが、二重の負担が
大きすぎて断念した

3.賦課方式から積立方式へと唱えてる
学者さんは、どちらかというと少数派
(ただし声はでかい)

4.積立方式なら世代間格差がなくなる
(小さくなる)というのは、必ずしも
正しくない

5.かりに積立方式になった場合、その
膨大な積立金の運用の受け皿がない。
なので無理やり運用すれば、むしろ
メチャメチャになる

6.賦課方式を推奨すると、厚生労働省に
毒された、又は御用学者となじられる

7.積立方式を推奨する学者さんは
たいていミルトン・フリードマンが大好き
(つまり社会保障制度自体が嫌い)

えーと多少主観的なものが入ってますが、
こんな感じ。

いまのところ賦課方式で破綻した先進国が
あるわけでないので、いまのままの修正で
いいんじゃないかと。

それとよくいわれる、世代間仕送りが無理だと
いわれる根拠、1人で1人を支える肩車型
になるからというのはやめましょう。

労働者の数や質自体が変わっているので、
人口比率を根拠に比較するのは間違ってる。

昔は女性の労働者も高齢者の労働者も
少なかったはずです。

私は不思議で仕方がないのが、こういった
労働者の変化に敏感であるべき社労士の
中にも、そのまんま引用して年金ダメ論を
主張する人がいること。

こういった人に限って、自分で博士とか
いってたりするのです。

天動説か地動説か

この2、3年年金のことを勉強しつつ、
不思議で仕方なかったのが、500兆も
600兆も債務超過になっているといった
説が流布していることでした。

100年安心とはいわないけれども、
上手にハンドリングすれば、それくらいの
期間はやり過ごせるように設計したのでは
ないのか?

最近やっと理解しました。
ようするに賦課方式と積立方式での
バランスシートの違いからきている。

年金制度におけるバランスシートの比較

この年金財政ホームページに、賦課方式と
積立方式とのバランスシートの比較が
でています。

ようするに過去の期間に対応する
給付分を、積立金で対応するのか、将来の
保険料収入を充てるのかの違いなのです。

賦課方式(仕送り方式)では、現役世代から
年金受給者世代への世代間扶養なので
基本的に積立不足といった考え方はありません。

それに対して積立方式は、自分で自分の
将来給付分を賄うのだから、現在の賦課方式
のスタイルのままバランスシートを作成すれば
過去期間分給付に対する積立金は必ず不足する。

そしてもし現在の賦課方式から積立方式に
移行するとすれば、その部分は必ず穴埋め
しなければなりません。

その穴埋め部分の金額が、500兆とも
600兆ともいわれる金額になるのです。

上記のホームページにはスウェーデン方式の
バランスシートも載ってますが、スウェーデンは
賦課方式を採用しています。

これを積立方式の頭で考えれば、債務超過と
いうことになるのでしょうが、スウェーデンでは
この賦課方式が社会インフラと考えられ、
ちゃんと国民の支持をえているのです。

このあたりのことは、私が勉強させてもらっている
権丈善一センセの「年金債務超過話の震源」を
読むとよくわかります。

その年金債務超過話の震源はこの方 
高山憲之

弟子筋?にあたるのがこちらの方
鈴木亘

積立方式に移行するとなると、二重負担部分が
どどーんと5、600兆(750兆という説も?)
あって、どうすんだと突っ込まれるので、
いろいろ知恵は絞っているようです。

無理なような気はしますけど。

やっぱり株式、それもグローバル企業だ・・と思う

読むと元気になる本をば。

やっぱり! 株は上がるぞ (アスカビジネス)
やっぱり! 株は上がるぞ (アスカビジネス)


澤上篤人(著)

澤上センセの1番新しい本。
何が素晴らしいかって、ずーっと同じことを
いい続けているってことです。

あれれ?ちょっと違ってるんじゃ?みたいなところも
ありますが、読むと間違いなく元気になる。

長期投資の考え方にブレが出たときには、
細かいことには目をつぶって、澤上センセの
本を読むに限ります。



空洞化のウソ――日本企業の「現地化」戦略 (講談社現代新書)
空洞化のウソ――日本企業の「現地化」戦略 (講談社現代新書)


松島大輔(著)

日本の産業、経済の空洞化が叫ばれて久しいですが、
それがいかに誤解から生まれたものであることかを、
説いている熱い本です。

空洞化を恐れるのではなく、果敢に新興アジアに
打って出ることこそ、日本経済の空洞化、衰退化を
防ぐかのくだりは、なるほどと思います。

国内に縮こまっているだけでは、将来はないのです。

上記の澤上センセの本の主張とかぶるところも大。
やっぱ財産づくりの王道は株式かな。

お金の味

借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記


金森重樹(著)
ブログの本の紹介に、著者ご本人のコメントを
いただいたのでこちらの方も。

確かこの本の内容は、メルマガで送られていて
毎回ドキドキしながら読んだ記憶があります。
もちろん本になってすぐ買いました。

世間知らずのフリーターが、あっという間に
5400万円の借金をつくり、それが利息等で
膨らみに膨らんで1億2千7百万円。

しかもその借金を積上げた当時は、破産する
ことも出来ず(免責が受けれない)、その
絶望的な状態から、どう意識を変え、どう脱出したの
かが実にスリリングに書かれています。

やり手の行政書士としてデビューし、華々しい
サクセスストーリーの裏に、こんな絶望的な状況で
もがいていたという事実にも驚きました。

しかしその成功の裏には、絶対に成功せざるを
えない状況があったのです。

当たり前ですが、この本を読んでも、著者のように
成功できるわけではありません。

けれども、お金について、必ず何かの
学びが得られることでしょう。

会社倒産救済会
こちらのコラム読んでたら、
また読みたくなりました。


士業の報酬は限りなく0に

プロ法律家のビジネス成功術 (PHPビジネス新書)
プロ法律家のビジネス成功術 (PHPビジネス新書)


金森重樹(著)

行政書士として開業し、大成功している
金森重樹さんの新しい本。

私自身も参加してた、行政書士のメーリングにも
登録されていて、あれよあれよという間に大成功。

行政書士を法律家としてとしてとらえられてる
人の中には嫌ってる人もいるのでしょうが、
経済的に成功しているのは間違いない。

法律家というより、法律起業家といった
方がいいでしょうか。

なので本を読んで理屈では分かっても、
大半の人(士業者)にはとてもまねできない。
もちろん私にも。

ただこの本の中でいわれてたことで、しごく合点が
いったのは、普通にやってるだけでは、大半の
士業の報酬は限りなく0に近づいていくということ
(これから士業というだけで食えるのは、
宇宙飛行士くらいだとか)。

私自身、士業といわれる職業に身を
置くものとしてヒシヒシと実感します。

全体として士業は貧乏になっていく。
つまり普通の商売になっていくということ
でしょう。

陳腐化してるんだよな。
あきらかに・・
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