いしだ会計の日記

西三河の開業税理士の日記です。

2014年05月

オールタイム100 外国映画編

キネマ旬報「オールタイムベスト・ベスト100」外国映画編(1999年版)

かなり前の企画なのですが、それでも
つらつらと眺めていると、見入ってしまいます。

ああ、あれか。

そうだそうだ、これがあった。

普段の事業がらみのお仕事では、

未来志向で行こう!

過去を振り返って嘆いても仕方ない。

といっていますが、この世界ではノスタルジーに
どっぷりと浸かれます。

またそれが許される。

人は未来に向かって生きているけれど、
過去の集積物としても生きている。

そんな小難しい話を別にしても、
映画は楽し。

事業承継対策といいながら、内部留保を狙ってるな

私のお客さんのところへ、事業承継のための
株価対策の提案があったとか。

いまのままだと後継への事業承継が困難では
ないかということで、付き合いのない銀行から
ですが、提案したいといってきた。

ふーん。

少々内部留保が積みあがっていても、
べつに事業承継するときに、退職金で払い出せば
いいだけだと思うんだけど。

どういった提案をしてくるのか分かりませんが、
こういった場合には、2つの点について注意を
払っておくことが大事でしょう。

まず株価対策といいながら、バランスシートを
棄損する提案などはあまり意味がない。

調子のいい会社の場合、不必要なリスクをとらせて
バランスシートを棄損させるような手法は、結構
耳にする。

そこまでして株価安くして、意味があるんだろうか。
肝心の事業が棄損してまでやることなんだろうか。

そしてもう一つ付け加えれば、事業承継まで
その会社はそもそも存在しているのか。

今現在の株価安くしても、肝心の承継前に
消滅してしまってはやった意味がない。

事業や会社の寿命がどんどん短くなっている
時代だということをお忘れなく。

2つ目の点については、それをやることによって
誰が一番儲かるのか。

そもそも銀行がタダの提案をもってくるわけがなく、
自分たちのビジネスとセットでもってくるに
決まってる。

おいおい、オタクらこれでいくら儲けるんだ、
みたいな意図がその提案に見え隠れ。

事業承継対策といいながら、会社のことを1番に
考えてくれている提案などまず見ないでしょう。

1番は提案者の利益に決まってる。


個人的に、中小零細の事業承継対策で
複雑なことをするのは反対です。

複雑なことをしても効果はそれほどでもないし、
かえって事業を痛めてしまう。

事業継続のもっと有効な保険は内部留保。

そのことを忘れないように。

法曹離れ歯止め狙う

司法試験法改正案成立へ。

これが話題になっています。

5年間で3回としていた受験回数の
制限を、5年間で5回までとする。

5回不合格になっても、あらためて法科大学院を
終了するか予備試験に合格すれば受験資格を得る。

だそうです。

つまり制度上は、死ぬまで受け続けることが
可能となるということです。

5回も不合格になったら、止めて違う道探したほうが、
本人のためにも、社会のためにもいいでしょう。

もう一回法科大学院?

分けわからん。

ダメなものはダメっていって
あげることも親切だと思うのだが。

どうやっても伝わらないことはある

人間、話せば分かる。

理解しあえるというのは、大きな間違い。

いくら話し合ったって、分からないものは
分からない。

そういった時に、分かりあえるという錯覚に
基づいた、無駄な努力をするくらいならば、

次行こ、次。

これでいいのだ。

もちろんそれでは済まされないことも
あるだろうけど、多くの場合、それにより
無駄なコストを減らすことができる。

これ私が長々と生きてきて、たどり着いた
処世術の一つです。

ジタバタやって、ぐじゅぐじゅに
なるくらいなら、

次行こ、次。

それでいいのだ。。


魚釣りかプラモデルにしておけば

とにかく半年でいいので、○○○○○○○をやらしてくれ。

儲からなかったら、そのときは諦めるから。

儲からなかったら・・諦める。

儲からなかったら・・それは趣味ですな。

事業というのは、必ず儲かるもの

「儲からない」といった瞬間に、それは事業とは
いわなくなるのです。

かも、とか、でも、とかは関係ない。

儲からなかったらという仮定をおくこと
自体が、事業ではないのです。

魚釣りはどうでしょ。

昆虫採集やプラモデルなんかは。

それなら堂々と損してもらってかまわない。


趣味でお金を借りてはいけません。

趣味で従業員を雇用してもいけない。

趣味で周りの人間を、トラブルに巻き込むのもダメ。

趣味で家族を悲しませても。

借金でなぜ会社が潰れるか

借金をするという行為そのものは、
経営には中立である。

当たり前ではあるけれど、借金してそのまま
貯金にしておく、又は何かものを買っても、その買った
ものがその借金と同等以上の価値を持っていれば、
かかるコストは利息だけ。

会社が借金で傾く多くの理由は、

 借金 > 買った物

になっているから。

そして借金をして買い物をするときは、大抵
会社の調子がいいときなので、お金を貸すほうも
貸しやすい。

というか、会社が調子がいいと、できれば銀行としては
是非うちで借りてくれと、わらわらとやってきて、

 借金 > 買った物

かどうかの、会社にとってまずい買い物かなんてことは
無視して貸したがる。

また貸付先を探している「営業マン」である銀行員は、
売れてしまえば後のことなんかどうでもいい。

問題が起こるのは、自分がよその支店に転勤になった
ころなので、その会社が潰れてようが、左前になって
いようが関係がないのです。

会社が借金で潰れてしまうということは、上記のように
借りたお金で間違った買い物をしてしまうという
ことがほとんどでしょう。

それか手元資金が潤沢になってしまって緊張感が
緩んでしまい、気がついた時には遅かったとか。

どちらにしろ借金そのものは、それ自体が
経営にマイナスであるわけではないのです。

そして注意しなくてはいけないのが、銀行員という
人種です。

この人たちと話していて気がつくのは、恐ろしいくらい
経営のことなど、何も知りません。

いい大学出て、一等地に店舗構える立派な銀行に勤めて
いる連中でも、まーあきれるくらいなんも知らん。

ようは銀行というシステムの中身は、自営業者と180度
真逆の価値観で動いているから。

そういった価値観で動いている人間に、商売のことが
分かると期待するほうが間違っている。

商売のこと何も知らん、価値観が自営業と真逆、けど
場合によっては会社の命運を握っているという権力だけは
持っている。

○○ガイに刃物みたいなものですね。

銀行や銀行員と付き合うときに覚えておくといいでしょう。

この連中はお金という凶器をもった、でも世間が思っているほど
ものの分かった人間ではないということを。



気を利かせろ!空気を読め!

天動説税理士

一応専門職、プライドもったら

税務調査で思い出す

私の師匠は、すごくパワフルで人間味溢れる人ですが、
一緒に仕事するのはそれは大変な人でした。

とにかく気が利かないということが大嫌い。

単純に仕事するだけなら、人なんかいらん。

機転を利かし、空気を読んでするから意味がある。

仕事のミスより、そちらの方がはるかにうるさくて、
少しでも(師匠基準の)気が利かないことがあれば・・

大爆発!

人間、こんなに怒ることが
可能なんだろうかと思えるほど、

激切れ

する、それはそれは、

おっかない師匠

なのでありました。

しかしそういった師匠の下で、ビシビシ鍛えられると、
自然と気を利かせて仕事をするということが、
どういったことなのか分かるようになります。

あのやんちゃ坊主・・じゃない、えーと立派な師匠の下に
仕えたってことには、いまの仕事をするうえでの、貴重な
財産になっているのは間違いないのです。

独立して12年、いまだ頭が上がらない、
エライ師匠なのであります。


私なりに解釈する「気を利かせる」とはどういったことなのか。

それは相手との関係性においてのみ成立する概念で、
自分単独では成立し得ない。

数字の世界、法律の世界に生息している会計事務所の
苦手としている領域で、なかにはまったく理解しない
同業者、会計人もいっぱいいます。

しかし私が長くこの業界にいて得た結論は、この関係性に
おいてのみしか、利益が生ずるところはない。

数字も法律も、実は素材に過ぎない。

いまだこの業界に幻想を持っている人たちと話す機会が
あると、大いに感じる勘違いがこれ。

テクニカルなことを極めれば、仕事ができると思い込んでる。

人と人との間にしか、利益が生ずる余地はない。

人以外にサービスや商品を買ってくれる人はいない。

このことが分かったときに、ビジネスマンとしてプロの
専門職として一皮むける事ができるのです。

繰り返しますね。

数字、法律それ単体では、一切付加価値は生じない。

ビジネスの本質は、相手との関係性のみにおいてしか
成り立たない。

これは肝に銘じておくべきことです。

どれだけ勉強しようが、数字や法律などのテクニカルな部分に
逃げている限りは、所詮そのレベルなのねとしか見られない。


うーん、師匠のバカ話・・じゃない、いい話から
暑苦しい話になったなぁ。。

議案はともかく、こんなことは決まった

今日はこれから所属している税理士会支部の
定期総会です。

一応、委員長なので報告もあります。

税理士の資質(とにかく細かい)

この時読み合わせした議案をもとに
決議をとります。

このときのことは、話し合った内容が細かすぎて
いま思い返してみても、何が決まったのか
よく思い出せない。

総会の議案などというものは、もともと
そういったものなのかもしれませんね。

そういえば議案として決議したわけでは
ありませんが、こんなことを強く進言された
センセはみえられた。


芸子さんが、歌と踊りを披露しているときは
静かに鑑賞しろ!

ぺちゃぺちゃ話していてはならん!



この打ち合わせのあとにも一席設けられましたが、
芸子さんの芸を披瀝しているときの空気のピンと
張り詰めた緊張感、それはそれはすごかった。

多分2、3回でもとに戻ると思いますけどね。

インボイスいいかも

日本の消費税の特徴である帳簿方式。

その取引のみに着目し、取引したものが課税事業者
免税事業者かは税金の集計には、基本的に影響しない。

証明書をちゃかちゃか集計しなくてはいけない
インボイスにに比べ、簡便的で楽チン、事務コストも
少なくていいといったメリットがありました。

ところが益税を減らすためのさまざまな改正が
行われ、また行われていく事でしょう。

手続きの複雑化は課税の公平性を考えれば
やむをえない。

またこれからは複数の税率が並存し、
その並存する税率は、軽減税率が採用されれば
ますます増え続ける。

これをいまの帳簿方式でカバーしていくのは、
想像するのも恐ろしい。

インボイスなら、伝票(証明書)の電卓集計だけで
いいんだなぁ。

仕分けを切るときに、課税判定、税率判定、対応区分
これをいちいち気にする必要はなくなるんだろうな。

証明書の集計は、量が多くて大変だろうけど、
機械化することは可能でしょう。

読取り機に入れ込んで、バラバラバラと
集計していっちょあがり。

経理方法は「税込方式」を企業会計の原則とし、
いちいち仕分けを切るたびに悩まない。

とにかく楽にして欲しい。

楽に。

本格的に苦しむのはこれからなんだけど。

そういえばワールドカップ

そうかあと3週間ほどで、ワールドカップなのね。

3月決算でバタバタしていて、気が付いたらもうすぐ。

前回のワールドカップから、もう4年経つんだ。

時が流れるのの早いこと、早いこと。

そういえば昨年暮れ、後輩たちと飲んだとき、

来年の6月は、みんなでブラジルだ!

と盛り上がったんだけど、あれは何だったんだろ。

酒の席の話は当てにならない。

ということなのですね。。


バカの壁

ああ、バカの壁。

つくづくバカの壁。

そしてしみじみバカの壁。

私のバカの壁。

バカの・・壁。

人は、愚かだ。

あなたも、私も。

常に半人前だと知ること

プライドの高さと、実力とは比例しない。

えてして実力のある方は、信じられないくらい
腰が低いことが多いです。

ところがプライドの高い人ほど、自分の実力が
その自己評価に追いついていないことに
気が付いていないことがほとんど。

まあだからこそ、高いプライドを保って
おけるということなのでしょうが。

謙虚であること、自分がどれほど努力しようと、
理想とはほど遠いことを知ることが大事です。

そのことを理解したときに、本当に、ほんの
少しだけ賢くなれる。

ほんのチッッピリだけね。

インデックスの中で何を選ぶのか

うちに勤務しているパートさんから、ご主人が会社で
加入している確定拠出年金の運用商品を見てくれ
ないかと相談を受けました。

定期預金や保険もメニューにはありますが、
やはりせっかくの長期運用、リスク型の商品を
選択したい。

ということで投資信託、ただアクティブ型の運用スタイル
などは手数料がもったいない。

パッシブ運用、インデックスファンドの手数料の安い
やつを、バランスよく買っとくと、いいよって説明。

ポートフォリオについて迷ったら、国内債券、国内株式、
外国債券、外国株式、それぞれ4分の1づつ買っておく。

それから初めて、少しずつ自分に合ったポートフォリオを
時間をかけて考えていけばいいのです。

GPIFのポートフォリオ

保守的な運用を基本とする、GPIF(年金積立金管理運用
独立行政法人)のポートフォリオなんかは、考えるうえで
一つの参考になるでしょう。

間違っても信託報酬1.6275%の○○○○○日本株アクティブオープン
とか、1.701%の○○○○DC海外株式アクティブファンドなど
といったぼったくりの投信を買わないこと。

それだけ守っておけば、これほどいい制度はないでしょう。
儲からないと意味がない、NISAよりも確定拠出年金は
優れた制度だと思います。

所得控除によるメリットなどの経済合理性を
考えれば、加入できる人は是非加入するべき。

私自身は個人型を7年加入していますが、最近に
なってぼつぼつと、やっと「確定拠出年金っていいよね」
という話や相談を受けるようになりました。

この制度がいいのは、インデックファンドの信託報酬が
一般に販売されているものより、さらに低廉なことです。

そういったことから考えても、賢明な消費者なら
運用商品の選択をさほど迷うことはありません。

パッシブですよパッシブ。

インデックスですよインデックス。

エレニの帰郷




アンゲロプロスの遺作、エレニの帰郷
観てきました。

アンゲロプロスを観ると、文芸大作という
言葉を思い出します。

そう、まさしく文芸大作、映画叙事詩。

映像が詩になり、流れる音楽が音楽以上に
雄弁に映画を語る。

しばらくそんな映画を見ていなかったので、
しみじみ映画を見る喜びに浸ることができました。

映画は動乱の20世紀に翻弄された、恋人たちを
半世紀に渡って追いかけた物語です。

その恋人たちの子供、(エレニに恋慕する)友人、
孫、それらが織りなすドラマを中心に、スターリンの死
ベルリンの壁崩壊などの出来事が挟み込まれる。

そして新しい世紀を迎えるところで、映画は終わります。

原題は「時の塵」。

見る人を選ぶ映画ではありますが、
映画を見る喜び、悲しみをこれほど明確に
体験させてくれる作品はそうあるものではない。

必見。。

後片付けのお仕事

税理士の仕事をやりながら思うのは、仕事の大半は
後片付け仕事だと思います。

少なくとも未来型のお仕事とはいいがたい。

過ぎちゃった年度の決算書を作り、過ぎ去った
月の試算表を作り。

重箱の隅をつつかれるように、税務署に
過去の申告をほじくり返される。

トラブルが起これば、あわくって電話がかかってきて、
相談があるといわれると、大抵ロクな話ではない。

夢や未来を語るような、前向きな話なんかは
仕事のうちの5%もないでしょう。

しかも自分でやった仕事で、自ら墓穴を掘って
後片付けのお仕事を自ら増やす。

つくづく税理士は過去を向いたお仕事だなと。

この仕事やってると、愚痴ばっか増えてくる。

ふーっ。

それと溜息か。。

介護保険に関わる日常生活費の消費税

介護保険法に関わる消費税の扱い

介護保険からの給付によるサービスについては、
支給限度額を超える場合についても、消費税は
非課税になります。

問題はその介護サービス給付に付随する、
「日常生活に要する費用」と「利用者の選定に
関わる費用」の取扱い。

上記によると、食材料費、おむつ代等、日常生活に
通常必要となる費用で、その利用者に負担させることが
適当と認められるものは非課税となっています。

その反対に利用者の選定に関わるサービスに
ついては、消費税の非課税対象から除かれる
ことになる。

(消基通6−7−2)

「居宅介護サービス費の支給に係る居宅サービス」等の範囲

法別表第一第7号イ《非課税となる介護保険に係る資産の譲渡等》に規定する「居宅介護サービス費の支給に係る居宅サービス」及び「施設介護サービス費の支給に係る施設サービス」には、介護保険法の規定により要介護被保険者に対して支給されるこれらの介護サービス費に対応する部分の居宅サービス及び施設サービスのみが該当するのではなく、同法に規定する居宅サービス及び施設サービスとして提供されるサービスの全部が該当するのであるから留意する。  したがって、例えば、次のサービスも非課税となる。

(1) 介護保険法第43条《居宅介護サービス費等に係る支給限度額》に規定する居宅介護サービス費等に係る支給限度額を超えて同法第41条《居宅介護サービス費の支給》に規定する指定居宅サービス事業者が提供する指定居宅サービス

(2) 介護保険法第41条第1項《居宅介護サービス費の支給》又は同法第48条第1項《施設介護サービス費の支給》の規定において介護保険給付の対象から除かれる日常生活に要する費用として、介護保険法施行規則第61条《日常生活に要する費用》又は同規則第79条《日常生活に要する費用》に定める費用に係る資産の譲渡等

通達にも上記のとおり書かれています。

ようするに介護サービスと不可分の日常生活費は、
介護保険の給付対象ではありませんが、消費税の
非課税として扱いなさいってことなのです。


何で今日のブログに限って、消費税の非課税に
ついて、こんなに詳しく書くかって?

エッヘン。

私が間違えてたから。。

弱さと向き合う

事業の強さと、経営者の心理的強さは
比例するものである。

これまた例外はありません。

逃げて、逃げて、逃げまくって
問題がどこかに消えてしまうなんて
ことはありえない。

もちろん本人が本当に気付いていない場合も
ありますが、逃げる人は、多くの場合、知って
いるんだけど、知らないことにしている。

これまた弱い人の気持ちは、はたから見ていて
手に取るように分かります。

なぜ手に取るように分かるかというと、
私自身が弱い人間だから。

弱いことを受け入れつつ、でも自分以外
解決してくれる人はいないのです。

広い世界では、自分自身ではどうにもならない
ことが沢山あります。

生まれる場所や親を選ぶことが
できないように。

しかし多くの人間は、嘆いてばかり
おれないので、与えられた環境の中で、楽しく、
生きがいをもって前向きに生きていくしかない。

そんなことに想像力が使える人間ならば、
商売で少々行き詰ることぐらい、
なんてことない。

なんてことない。

解決できないことなんてない。

解決できない最大の理由は、自分自身を
変えることができない自分自身にこそある。



2年で700万円食いつぶし

昨日は毎月やっている、FPの勉強会でした。

講師は、大阪でFPをやっている中野敦成さん。

LBプランニング

「知識、人脈、経験なしからに実務家独立FPになるには」
と題して、独立してからの10年間の活動を赤裸々に
語っていただきました。

やはり税理士などのように、成熟したマーケットが
あるわけではないので、大変苦労されたようです。

試行錯誤を繰り返しながら、どうすればFPとして
食べていけるか、収入を確保することができるのか。

それぞれ考え方はあるのでしょうが、少なくとも
FP業に挑戦してみよう、これからもっと伸ばしたいと
考えている人には参考になったはずです。

私がもっとも共感した部分。

開業して2年で700万円食いつぶしたという話。

私も開業1年で300万円食いつぶしました(涙)

コンサル系の起業なんて、大概こんなものです。

他人にお金のことをレクチャーするのだけど、
自分自身は儲け方を知らないまま始めてしまう。

もっとも中野さんは、いまではもちろん成功FP。
チラッと話されてた現在の貯蓄額は、私より多かった。


FP教育継続セミナー名古屋エフピープラネット主催

こちらで6月21日にセミナーをされるようです。

顧問契約を頂ける独立FPになる

独立FPとして10年の蓄積を惜しみなく
話されるようですので、ご興味ある方は
是非参加してみましょう。

3月決算以後がなぁ

5月も中旬にさしかかり、3月決算がもっとも
多忙な時期でしょうか、会計事務所は。

この平成26年3月の決算については、事務処理上は
消費税の増税の影響はほとんどありません。

しかし次の4月決算については、消費税率8%の
処理が始まります。

5%と8%が混在し、月次処理は現金主義でやってる
会社があって、発生主義でやってる会社があって。

かりに発生主義で処理している会社でも、
月次の段階ですべて発生主義でやれるはずもなく。

ひとつひとつの処理を、いちいち見ていくことに
なる点は、現金主義も発生主義も大して変わらない。

それに経過措置もあって、この5%、8%の取引混在の
ドタバタは、これから1年は続くことでしょう。

そして1年たって落ち着いてくる頃には、
消費税率10%への準備がまた始まるのです。

10%への増税時には軽減税率とか、
なんだかんだの話しもある。

これらはいったい誰が処理するんだろか。

ふぅ〜


※ 新聞報道によると、与党税制調査会が、
軽減税率の制度設計に着手、インボイスに
ついても検討を開始したとか。

ふぅ〜

君の働き方に未来はあるか?




日本型雇用の問題や労働法の限界を示しつつ、
これからの雇用の在り方を分かりやすく
説明しています。

あとがきでも述べられているように、正社員幻想に
しがみついても、これからいいことなんかありません。

とくに高度成長時代を謳歌した親世代の
世迷言なんかを、若い世代はまともに信じては
イケナイという意見は、全くもってその通り。

大学で遊びほうけていけいても、正社員に
なれさえすれば、会社がすべて面倒みてくれる
時代はとうに終わっています。

税理士になりさえすれば、食べていけるという
幻想と同じように・・

プロにならないとね、プロに。

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