いしだ会計の日記

西三河の開業税理士の日記です。

2014年11月

バカはオマ・・


本は読んでいませんが、しかし題名は品性に欠ける。
それだけはいえます。

ふーう、国税をやめると、勤務していたときの
ストレスから開放され、その揺り戻しが起こるのか。


そういえば、先日の税務調査のときに
若い調査官にこんなこと話しました。

国税OBが、辞めた後で、税務署の手の内はこんなです
みたいなことを、あちこちでべらべら話すのはルール違反だろ。

ああいった連中を野放しにしておいていいのか。

法律を改正して、○務所へ入れるべきだろ。

100万社が減ってます

先日、税理士会で経営革新等支援機関の研修が
行われました。

経営革新等支援機関としての認定制度が設けられた
趣旨と、どういった支援活動を行うかといったもの。

しかしこれが残念なことに、驚くほど参加者が少なかった。

金融円滑化法の出口戦略として設けられた
経営革新等支援機関の認定制度、その活動について
これほど意識が低いという事実にビックリしたと
いうのが正直なところです。

すごい勢いで、中小零細事業者が減っています。

1999年から2012年までで、おおよそ100万社の
中小零細事業者が廃業しています。

480万社あった事業者が、380万社に減っていて
そのほとんどが中小零細事業者。

分かっているのは2012年まででの統計数値ですが、
実感としてその後はそれを上回るペースで減少して
いると思います。

何がいいたいのかというと、税理士のお客さんである
中小零細事業者が、飯のタネであるお客さんの数が
すごい勢いで減っているのです。


相続税の増税で、税理士の新たなビジネスチャンスだ!

これも悪くはないと思います。

しかしどうなんでしょう、順番間違っていませんかね。
力を入れるべき順序が。


ひなぎく



オシャレ女子に人気だけど、ただ可愛いだけの
映画ではない「ひなぎく」。

こんなレアなカルト映画が近場で上映されている・・
見に行くしかない。ということで、
仕事を早めに終わらせて鑑賞して来ました。

衝撃的なラスト・・

の前に、フィルムがブチッとキレて、
上映終了となりました(涙)。

軽減税率を公約にだと・・

それならば宗教法人課税で対抗すべし!

弱者救済をいうのならば、それくらいしたって
バチは当たらないだろ。

神様だって、きっと喜んでくれるはず。。


軽減税率反対!その2

消費税率の10%へ引き上げるときに
何やら軽減税率が導入されそうな雲行きに
なってきています。

繰り返しますが、租税の専門家、財政の専門家
それぞれまともな人で、軽減税率導入を賛成する
人はいません。

私自身ももちろん反対。
少なくとも帳簿方式のまま導入されたら
実務は大混乱になるのは必至です。

その昔、頓挫してしまった売上税のときは
インボイス方式でいく予定でした。

ところが消費税の導入時においては、
中小零細事業者の事務負担を考慮して
簡易な計算方式である帳簿方式を採用した
経緯があるのです。

ところがこの簡易なはずである帳簿方式ですが、
単一税率ならともかく、複数税率がとれられしまうと
かえって事務負担が増加してしまうといった
欠点がある。

現在のように、制度的に過去の3%、5%が混在した
ままでの8%でさえ大変な事務負担なのに、これに10%が
加わり、複数の軽減税率まで採用されれば、もはや人間が
判定して計算するのは不可能です。

もちろん財政上も、軽減税率分を結果として、
他で補わなければいけなくなるといった問題も
はらんでいます。


選挙では、軽減税率を前面に出す・・

○カ、丸出しですね。

沈みゆく大国アメリカ


「オバマケア」が始まって、やっとアメリカの
医療制度も先進国の仲間入りかと思ってましたが
トンでもない勘違いみたいです。

少なくともこの本を読む限りは。

確かに医療サービスや薬価について、
メーカー側が価格の決定権もっていては、
とても公平平等とはいえないわな。

医療保険に加入しないと罰金とられるし、
かといって、加入しても、サービスや薬を
買わせてもらえない。

そりゃイカンだろ。

先日のオバマ大統領の不法移民500万人の
救済についても、この本で触れられています。

しかし著者によるとその本質は人道的な配慮とは
全く関係なく、メディケイド(低所得者層用の公的保険)への
新規加入者の補充という位置づけ。

つまり新たにボラれる人を補充したということ。

日本の皆保険制度ってのは優れた
制度なのですね。大事にしないと。

あらためて、そんなことを思いました。。



軽減税率反対!

消費税の10%への税率アップと見送りと
同時に出てきたのが、増税時に軽減税率を
導入するという話。

消費税の軽減税率について、まともな専門家と
いわれる人たちの中で賛成する人はいません。

そして国家財政の専門家の中にもいない。

ようするに税制の中のガンみたいなものです。

これについては、国税の中の人間も是非反対の
声を上げてもらいらいです。

税金の制度について、口を挟める立場にない人間と
いえども、これには反対すべきでしょう。


先日ある税理士の会合での話題。

軽減税率なんか導入されたら、仕事に
ならないですよね。

入力しながら軽減税率のものをいちいち
判別しながらなんてやってられない。

その話を聞いて、つい、
私の口から出てきた言葉。

そんなことは税務調査のときに
税務署員にやってもらえ!



ボルドーの秘密



世界一美しいボルドーの秘密

最近ではほぼ毎日ワインを飲んでいる身としては
見逃せない、ボルドーワインのドキュメンタリー。

ということで見てきました、ボルドーの秘密。

ボルドーワインの歴史や、美味しさの秘密、物語が
語られるのかと思っていましたが、そういった部分は
ほとんどなくて、全編ワインビジネスと中国について。

へー、しばらく前のことですが、ボルドーワインってバブル
だったのですね。

高級ワインとして価格が高騰しすぎてアメリカが買わなくなった。
その代りに大金を突っ込んで、ワインを買いあさったのが中国。

そのあおりで、価格がさらに高くなりすぎて、昔からの
顧客は買えなくなったとか。

しかしその価格の暴騰も、ブドウの出来の悪かった2011年に暴落。
ようするにバブルが弾けたというわけです。

ふーん、歴史あるボルドーワインといえども、
経済の潮流には敏感に立ち回っているのですね。

面白かった。


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で、家に帰って、ボルドーではなくて
今年はまだ飲んでいないボジョレーをば。

5大シャトーかぁ。

オレには縁がないねぇ。

ウィー

節税という言葉の魔力

節税。

耳障りのいい言葉です。

しかし、これほど世間に流布しながらも、
マイナスの影響を及ぼしてる言葉もない。

経費にならないようなものを入れる行為を
節税とはいわないし、そもそも税金を払っても
いないのに、どう節税したらいいのか分からない
場合も少なくない。

また節税を声高にいっていて、消えていった
事業主や会社も沢山見てきてます。

節税を本業として、商売を本業としなかった
人や会社の末路は、ろくなことにならない。

これ私の実感です。

この節税という、世間が勘違いしやすい言葉を
流布させた原因のひとつが税理士の存在でしょう。

これをいっていれば、それほど頭をつかわず
商売を続けることが出来たからです。

だがいまの時代、それによって生まれた弊害の
方がずいぶんと目立つ気がするのは私だけでしょうか。

7割の会社が赤字。

社長の高齢化だけがどんどんと進み、
でも後継者に成りたい人は誰もいない。

節税には成功したのかもしれませんが、
肝心の事業は死滅の一途をたどってる。

減っていく法人顧客を補うために、次は相続税を
節税の大フィーバー。

自分も所属している業界なのですが、それほど
学んだ形跡が見えないのがなんとも悲しい。


ACEGENE(エースジーン)

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使っていたビジネスバックがヘタったので、
3万円ほど出して先日買いました、
ACEGENE(エースジーン)。

ところが昨日押入れから、色違いでは
あるもののまったく同じ仕様のバックを発見。
しかもほとんど使用された様子なし。

うーむ、人間の購買選択というものは、
同じように繰り返されるのだなぁ。


次からは買う前に一度家探ししてからに
した方がよさそう。。

ちなみに私は賛成です

ほぼ先送りとなりそうな、消費税の10%への
税率アップ。

念のためにいっとくと、私は10%へのアップ
予定どうりやるべき派です。

どのみち社会保障費はいまのままでは
足らなくなるのは分かり切ったこと。

将来不安を払しょくするためにも、思い切って
この際やっておいた方がいいんじゃないかと
思うのです。

しかし、某政党は、

約束破った!

シンプルに攻めて、戦った方が勝てる
可能性高いと思うんだけどなぁ。

「○ベノミクスが失敗だから」という攻め方だと、

それじゃお前らやってたら大丈夫だったんかい!

と、突っ込み入れたくなるし。



とにかく長い

国税通則法の改正にともない、ややこしい手続きを
経なければいけなくなった、税務調査。

昨年は1件もなかったので、分かりませんでしたが
今年になって受けてみて分かったことは、

とにかく、細かくめんどくさくなって、
かつ、やたらと長くなった。

まず開始の時点の説明からして長い。

そして実地の調査以降も、資料を大量にもって
帰って、いつまでたっても、ウンともスンとも
いってこない。

そのまま2月くらいほったらかしで、こちらの
記憶がなくなったころに電話がかかってくる。

以前の調査だと、概ね、立合った日に結論出る
場合も少なくなかったし、かりにそうでなくとも
何とはなしに感触でどんな具合か予想できました。

ところが、そういった「融通を利かせて」みたいな
ことがほとんどなくなり、重箱の隅をつつくような指摘や
作業がずいぶんと増えた気がします。

今年の確定申告時に、師匠のところに行った時も
調査がとにかく細かくて、やたらと長くなったとの話は
聞いていました。

しかし調査される納税者側は、かなわんと思います。

結論がなかなか出ない不安定な状態のまま、
しばらくほったらかし。

その場でさっさと話を詰めてしまえば、すぐに
ついてしまう話が、時間がかかり過ぎるがゆえに
まとまらないなんてことも起こるでしょう。

どうなんでしょう、私が関わったり、伝聞した
事案だけがそうなのでしょうか。

それとも全部がそうなのか。

まー、何にしろ、国税通則法の改正は失敗だった
のかもしれませんね。

一番融通が効く官公庁が税務署だったのが、
そのいいところが、法律の改正で無くなってしまった。
そんな気がします。

世界に誇る、日本の税務行政危うし?

今日は税務調査。
今年に入って4回目です。

税務調査に来るのは初めての調査官らしく
いきなり始めようとして、

ちょっとちょっと、初日の午前には
社長の履歴や、その会社がどんなことやってるのか
聴くところから始めないと・・

そう、そうですよね。

オイオイ。

万事がこんな感じで、オレは教育係かよ。

もちろん初心者マーク付いてるから
仕方がないのでしょうが。

日本の税務署ピンチなんじゃない。

これを一人で送り込むようじゃ。

立会料は税務署からもらいたいな。。

はなればなれに



ウィークエンドはパリでのラスト、夫婦が踊る場面のもとネタがこちら。

ゴダールの1964年の傑作、はなればなれに。

かっくいい。

アンナ・カリーナがキュート。

反スローライフのすすめ

昨日のブログでは、配偶者の稼ぎに依存したビジネスは
たんなる他人の迷惑に過ぎないことを書きました。

そして最近もうひとつ気になっているのが、
頑張らない、そしてお金も使わないスローライフ、
これもプチ流行しているように見えること。

なるほど、一昔前のようにガンガン働いて、稼いで
どんどん使う。これが無理なのは分かります。

しかし生活費のかからない田舎に住んで、つながりを
大事に生きていく、家族を大事に生きていく。
ゆえに最低限の生活費だけ稼げればいい。

グローバリズム反対!
資本主義は間違っている。
だから頑張らない生き方が正しいのだ!

・・これも正しいとは思えない。

少なくとも日本人がすべてこれやったら、
すぐに日本はオダブツとなるでしょう。

稼がないということは、誰も納税しない。
それでは誰がこの国のインフラを支えるのか。

田舎で空き家にただで住み、市町村から補助をもらって
ゆっくりのんびり暮らすのはいいけど、それも
一種の「ただ乗り」であることも理解すべき。

もちろんすべての人が、馬車馬のように働いて
すべての人が納税すべしとはいいません。

けど経済的な世捨て人が美しい生き方、
理想とされる生き方のように思われるのは
間違いです。

できるだけ稼いで、できるだけ納税する、

GDPを膨らませて、過去に積み上げた借金を
相対的に小さくしていく。これには稼ぐ意外ありえない。

さんざん借金を積み上げて、恩恵を受けながら
いまさらイヤだでは済まされない。

それにスローライフを唱える人たちは、どうも
経済の本質を正しく理解しているとは思えない。

ようするに逃げを正当化するためのものでしょうね。
その本質は。

プチ、デフレの犯人かも

家長として家計を支えながら、頑張っている
あるファイナンシャルプランナーの人と話したとき
でてきた言葉がこちら。

実力がなくて食えないFPはさほど脅威ではない。

脅威なのは、旦那が家計を支えている女性のFP。

これ分かる。

いま巷で話題になっている、主婦のプチ起業と
同じような構造をもっています。

「競争力」あるプライスで攻め込まれ、自分たちの
工夫や努力も水の泡。

安売りはね、自分たちが思っているほど社会的には
美しくはない行為だということに気がついてね。

自分の仕事に誇りを持ち、後輩のためにもその仕事を
意義のあるものとして残していきたいのなら、なおさら。



オリックスか・・

オリックスが「弥生会計」の弥生を買収

2014/11/13
日経パソコン

 オリックスは2014年11月13日、業務ソフトの開発・販売を手掛ける弥生を買収すると発表した。2014年内をめどに、投資会社MBKパートナーズから、同社が保有する弥生の全株式を取得する。これにより、オリックスが弥生株式の99.9%を保有することになる。

 弥生の「弥生会計」「やよいの青色申告」などの業務ソフトの登録ユーザーは全国に125万社以上(画面)。特に、小規模事業者に多くの顧客を抱える。オリックスはこれまで主に大企業から中小企業に向けて事業を展開してきたが、弥生の買収により顧客基盤を強化する。オリックスの金融・サービスのノウハウと、弥生のサービスやITに関する専門性を生かし、事業を拡大するという。

何か影響がでてくるんだろうか。

個人的には、オリックスは・・

逆張りで行くべし

来年の相続税の増税に関し、次期が近づくに
つれて売込みが激しくなっています。

しかし物事にはいい面と悪い面があって、
「対策」と称して行われることに関し、100%
いいことだけ起こるなんてありえません。

ところが世間に流布される情報のほとんどは
しなければならない、イヤするべし、みたいな
ことばかりです。

本来ならば、ここで専門家の登場となるのでしょうが、
その専門家が、一緒になって囃し立てる。

おかしいんでないの。

天邪鬼な私は、世間がするべし!と騒げば騒ぐほど
するべきでない!といいたくなるし、実際いってる。

不思議なもので、世間がバランスとれてるなと思うのは、
天邪鬼な人の意見もちゃんと聞いてくれる人も
少なからずいる。

ようするに反対!
これをいうだけで、その元となった事象が流行れば
流行るほど、逆張りのポジョニングとなるのです。

世間というのは、それほどバカではないのです。

いまブームに乗っかって騒いでる人間の大半は
商売人か、専門家の皮を被った商売人。

もっともだからこそ、逆張りポジションといった
手法が有効なのだと思いますが。

食えるようになると・・ダレる

自分自身の開業してからの歩みをみると、

起業してからまったく仕事がなかった1年。

とりあえず、売上アップ!と
売上を積み上げていった5年。

だれ気味になった、この6年といった歴史に
なるのでしょうか。

私のいる、会計事務所の業界というのは
それなりに頑張れば、それなりに食えてしまう
そんな業界です。

少なくとも今まではそうでした。

ということもあって、まあ一部の「成功するぞー!」と
意気込んでいる税理士を除くと、ほぼ例外なく
出てくるのが、この

だれ気味になるということ。

もちろん職業的に、ある程度情報をとったり勉強は
しているものの、こと営業については、
面倒になってくるのです。

とくに一人親方税理士は。

そして、たまに必死になって営業していた、
あのころを懐かしんだりしながら、頑張らなきゃな
と、一応反省したりしてみるのです。

でもってこのブログも反省のためのもの。

頑張らなきゃねー

頑張らなきゃ・・

気持ちは思えど、体はなぜか動かない。

頑張らなきゃ・・

PowerPointト(パワーポイント)をワイヤレスで

141110_140453

PowerPointのスライドをワイヤレスで
操作するために購入しました。

人が使っていたのを思い出し、自分も
使ってみることに。

フム。

これならパソコンに張り付いていなくとも
動かせるぞ。

スーパープレゼンテーション

オレもここでやってるみたいに
カッコよくやるぞ。


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