いしだ会計の日記

西三河の開業税理士の日記です。

2022年07月

経営セーフティ共済を使うか考え中も

中小企業の連鎖倒産を防ぐため。
これがもともと創設された理由である、経営セーフティ共済

しかしようは節税のための経費にできる貯金みたいなものと
して、一般的には認知されています。
4年経過すれば、元本割れすることもないので、皆さんそれなりに
利用されていますし、また会計事務所も提案しないわけにはいかない。

実は私自身も利用してみようかなと思ってる。
iDeCoでと思っていたリタイヤ資金について、その一部を
これを使ってみようかなと。

ただそこでふと考える。
これもともとの趣旨から離れ、合法的な節税策として利用されている。
しかし本当にそれでいいんだろうかなと。

生命保険でそういったことをやると、国からにらまれる。
なるほど生保はやりすぎだろうと思うことは多いものの
これはそのままでいいのかなと。
会計検査院は何もいわないのだろうかなと。

中小機構がやっている共済制度のうち、小規模企業共済については
それなりに存在理由があるとは思います。
それに対して経営セーフティ共済はどうなんだろか。
これ節税以外に使う理由がワタシには見つけられない。

情報セキュリティマネジメント

IMG_2549



 









ITパスポートに引き続き情報セキュリティマネジメントの
勉強を開始しました。

まだ入り口のコンピュータ共通のところですが、ITパスポートで
感じたことと同じです。現代のビジネスマンには必須の知識ではないか
そう思います。

逆にいえばこういった下地があれば、もっとずっと
仕事がやりやすかったはずだし、拡張性もあったはず。

このあとはセキュリティに進んでいくのですが、暗号化や
電子認証、PKIなどネットでは避けて通れない、これまた必須の
知識を確認することとなる。

税理士法にクライアントのITC化へのサポートが明記され、
税理士だって、これらは避けて通れないはず。
そろそろ税理士会の研修にも、これらのメニューを入れるべきかと。

JRA専用の口座

センセ、このJRA投票専用口座についても、相続税申告する
必要があるのですよね。

それはそうですね、被相続人名義の口座には違いありませんので。
しかし気になることが一つ。

なぜか亡くなったあとにも、馬券の購入や払い戻しがあるのですが。
これ誰がやっているのでしょか・・

すでに3日目になるかなと

IMG_2548 (002)



































ワタシの住んでいるマンション、自動ドアが故障してすでに3日目。
この黒いセンサーに鍵が反応すると、ドアが開く。
そして宅配ボックスに荷物があると、それも教えてくれる。

その優れたテクノロジーも故障して、部品待ちの状態。
何だかなあ。

そういえば以前宅配ボックス(と郵便ポストが一体化したシステム)が
故障したときも、3日くらい郵便物の取り出し不能となった。

どんどん便利になって、しかしそれによるリスクも増加中。
すでに築6年とはいえ、もう部品待ちなのかと。
これから先、あちこちのマンションでこの問題は起きそう。

インボイスのために仕事しているわけでなし

いよいよあと1年とちょっとになって、インボイスに関する情報も
それなりににぎやかになってきました。
ワタシのところも遅ればせながら、お客さんであきらかに必要なところは
8月にはすべて申請すませてしまいます。

もちろん申請する前に、一通りインボイス制度の必要について説明し
こちらの主導で番号の取得することについても同意してもらってます。

ただその時にしている説明には、あまり細かいところへは入り込まない
ようにしています。そもそも今までにないことだから、いくら説明しても
ピンとこない。なので細部に入り込めば、むしろ混乱をまねくだけ。

今週の税務通信では、ETCについてのインボイスの適用についての
記事がありましたが、こんなのを零細の事業者にいくら説明しても
頭に入ることはない。

売掛金から差っ引かれる手数料をどうすんだから始まって、勝手に消費税を
加算してくる免税事業者との取引をどう見極めるかなど、細かいことを
いえばどれだけ考えても終わりがない。

税理士会が、インボイス制度の説明のための確認書など準備はしてくれて
いますが、これ読んで分かるような人は、別に税理士に頼む必要もない。
何にも分からないから「税理士に丸投げ」しているというのが実態です。

とりあえずインボイス番号の発行事業者になることと、領収書、請求書を
発行する方ももらう方もそのルールに縛られる。
それくらい理解しておいてもらい、ある程度は出たとこ勝負で行くしかない。

どのみち当初は間違いだらけ。
いわれたら直せばいい、それくらいのスタンスが正しいと思う。

紙による通知が無難か

適格請求書発行事業者の登録が明らかに必要になるのが分かっている
事業者についての申請を、遅ればせながらやり始めました。

で、申請書作成した後に通知について、e-taxにしますかと一応聞いてくれる。
ちなみにワタシが使っている〇法陣では、初期設定が希望しないになってます。

これはインボイス番号の決定の通知について、自分でe-taxに入って
送信結果・お知らせ → 通知等一覧 → 適格請求書発行事業者通知
といった具合に自ら確認しに行かなければならないからでしょう。

そうなると、ほぼお任せのワタシの顧問先のようなところは、自分で
取りに行くことは不可能ということになる。
ということで、郵送で送ってもらった方が無難ということでe-taxには
しません。これで行くことにしました。

郵送で送ってもらった方が、税理士のセンセがやってくださった、
そんなありがたみも感じてもらえそう。

それと自分自身の失敗も理由の一つ。

いまだ届かずインボイスのお知らせ
メールボックスではなく通知書等一覧

一部に大切な郵便物をよく紛失するお客さんがいるのが心配。
ただワタシのところは紙が無難、それが結論です。

出口までの期間を考えると躊躇する

最近そこそこポピュラーになってきたのが家族信託。
ただいまのところ後見と違って、信託組成があまりに自由過ぎて
いまひとつ勧める気になれない。

昨年でしたか、遺留分を侵害するための信託組成が否認された事例など
見てしまうと、この制度の趣旨を逸脱して利用されてしまって
いるようなところも見受けられる。

またこの手の新規のものに何でも飛びつく、同業者やコンサルをみていると
もうそれだけで止めておいた方がよいと思ってしまいます。

そんな具合に家族信託に否定的な意見をもっているワタシであっても
障害児の親亡き後の信託については、やはり考えていかざるをえない。
実際、顧問先の障害者施設の利用者には、間違いなくニーズがあって
さらにそれも切実なものであることも分かってます。

しかしその信託の運用期間を考えてしまうと、これまたおいそれと
勧めにくい、これもまた事実なのです。

信託を組成し、まずは親が受益者、死亡後子供が受益者になって
最後にその子供が死んで、信託財産が当初設定された者に渡って終了。
これがスキームになるのですが、例えば親が老齢になって設定したとしても
その出口までいったい何年かかるんだということになる。

その間信託財産を受託された者は、きちんと存在し続けなければならなく
かりに死亡等の理由で交代する場合に備えても、当然に万全とはいえない。
かりに死なない法人を利用するにしても、それだって継続が確実とは限らない。

ワタシが知っている障害児の親亡き後信託の組成は、親がガンで
余命いくばくもない、ゆえに多少のリスクは目をつむってというのが
ありましたが、普通こんなパターンはそうはない。

必要なんだけど、組成した専門家も、依頼した親もその信託の
出口まで見届けることは不可能。
また受託者が生きた人間、またはその管理下にある法人である以上
どうやってもかなりの無理がある。

技術が進み、法律が改正されて、サーバによるバーチャル受託が
可能ならば・・でもKDDIみたいなこともあり得るし。

亡くなって、なお働くおじさん

新設法人に会計事務所から営業のDM。

あれ、亡くなったセンセが写った写真まだ使うんだ。

そういえばこの前市役所行ったら、動画のコマーシャルやっていて
あれでも、この亡くなったセンセ、にこやかに笑ってたな。

SNSだと、亡くなった人のアカウントがずっと生き続ける
といった問題があるとは聞くけれど、これいつまでやるんだろか。

そういえば名前もそのまんまだが。
どうするんだろか。

余計なお世話かもしれないけど。

ヘルプデスクへ聞いた方が早い

あるお客さんに電子納税をお願いしたところ、銀行の担当者に
ネットバンクは午後3時までにしか納付できないといわれたとか。

そんなバカな。

すごい以前ならともかく、いまどきそんな銀行の支店のような運用を
しているネットバンクなどない。
問題ありならば、その担当者じゃなくてヘルプデスクへ聞いてみてくださいよ。
もちろん問題なく使えたのはいうまでもありません。

ワタシの事務所がネットバンクを利用はじめたとき、地区の担当の銀行員が
外回りでやってきた。もちろん営業なのですが、ついでにネットバンクの使い方や
インターネット支店、デビッドカードのことを聞いてみた。

話してすぐに、何も分からないらしいことはすぐにこちらも察しがつく。
けどその行員さんはプライドがあるらしく、分からない、知らないとは
決していわない。

そこからあとは、ネットバンクでトラブルあったり、分からないことが
あれば、本社のネットバンク対応のヘルプデスクに聞くことにしています。
それで困ったことは一つもない。

これはこういったネットリテラシー(ネットバンクにリテラシー必要かと
いう疑問はこちらにおいといて・・)に限ったことではない。
銀行員は皆さんプライドがあるらしく、シラナイ、分からないとはいわない。
そしてそのとばっちりを受けるのが取引先の企業となるのです。

それにしても勉強しなくなった銀行は。
むかしもそうでしたが、最近はなおさらに。

お仕事で東京へ行ってきました

IMG_2547













仕事で久々、東京へ行ってきました。
通り過ぎることはありましたが、目的場所として
東京へ行くのは3年ぶりか。

連日、コロナの感染者数の増加が報道されていますが
仕事帰りに食事をしてきた渋谷は結構な人出でした。
それでもこちらがイメージする週末の人出の7割ぐらい。
もちろん私が住んでいる、西三河の閑散とした繁華街とは
比較にはならないレベルではある。

人はずっと自粛し、家にこもってじっとしていることなどできない。
人と会って、飲み食いし、意味もなくだらだらしゃべり
雑踏をうろつきたい。

しばらく前は、それがまるで罪のようにこそこそとしていたのが
やっと、多少の後ろめたさはあるものの、してもよいという
風潮になってきた。その多少の後ろめたさが3割減。

さすが東京、堂々とマスクしない人もちらほらいて、まあ
あの暑さ、したまま外を歩く方がどうかしているとも思う。

飲み食いした帰りに駅まで歩いていたら、不思議なフレーズのポスター。
テロを許さない街づくり。
どういったメッセージがあるのだろうかと、しばらく考え込む。

やはり面白いところです東京は。
うろうろするだけでも、いろんな発見がある。

農家を続けるつもりない分家の宅地

調整区域にある宅地2つ、方や既存宅地、方や農家分家によるもの。
既存宅地にはアパートが建っていて、分家の方は当然住宅が建っている。

このアパートが建っている既存宅地の方は、どうももともとあった
住宅の権利を使って建築し、住宅の方については農家分家により
建築したものと考えられる。

おそらくアパートの建設業者が、アパートを建てるために知恵を絞った
もちろん当人もアパート収入を得たい、住むところも確保したい
そういった理由もあったのでしょう。

けど、困ってしまうのが、遠くで会社勤めをしている子ども。
農家などいまさらできるはずもなく、戻ってくることもできない。
だからといって親の亡くなったあと売ることもできない。

センセ、どうしたらいいでしょうか?
オレが教えてもらいたいです。

苦肉の策としてやったのはいいが、後々のことは考えないでやったこと。
まあアパートの収入はあったので、その点はよしとするしかない。
最終的に既存宅地のアパートを売り、農家分家の方は資材置き場か。

オレの好きなのはブラックだった

芸能界「徹夜で仕事」77%という記事を読んでいたら
ワタシの生きがいの一つである映画についても触れていた。

映画界は製作費の減少などの構造的な問題。
1本数百万でも製作しようとする。
いわゆるインディーズ映画の多くがそうした予算規模。
製作費を抑えるために撮影は数日、夜中まで働く。
ギャラ不払い、チケット購入ノルマが課されるケースも。

読んでいて、メジャー系が好きでないワタシのようなファンは
逆に自分が罪作りな存在のような気がしてくる。

そうか、作品の中の俳優さんは、好きで選んだ道とはいえ
それぞれ生活がある。それはプロデューサーや監督はいうに
及ばず、裏方さんたちにもいえること。

自分の好きなものが、人を押しつぶすことで成立していることを
知るのは、楽しい経験ではない。
けど考えていかないと。

最近お客さんの社長さんとよく話す。
いまの労働者に、昔の価値観をそのまま押し付けないこと。
そういった時代ではなくなったことを認識すべし。

いってるオレがダメじゃん。

オレは購入した金額で評価する

家に帰って読みそびれていた日経の朝刊を見ていたら
都心一等地不動産に1000万円から投資できる、といった広告。

内容はともかくとして、ずーっと見ていていくとやはりあった
「相続・贈与に活用」との文字が。

一等地の不動産への投資 × 1000万円から × 相続税対策

この乗数が不動産の小口投資を始める理由なのでしょう。

ただオレは不動産の小口化商品は、購入額で
評価することにします。この広告を見てすぐに思いました。

そもそも小口化商品は、流動化しにくい不動産のリスクを
下げるのが、本来の目的であるはず。
となれば「不動産」というより「債券」に近い。

・・これは税理士に対する踏み絵かも。

相続のついでに固定資産税が安くなることも

土地の評価のために現地確認。

自宅の裏手の道、路線価はついているもののやけに道幅が狭い。
で、市役所行って調べたら、建築基準法の道路ではない。
ということで、その路線価は「無視」することとした。

この道路でないのに路線価がふってある。
こういったことはよくあります。
国税だけでなく、固定資産税の路線価であっても。
実際、今回の場合もそうでした。

相続の申告はともかく、この道路でもないのに固定資産税路線価が
ふられていて、そのことにより固定資産税の評価額が高い、
そんな例もたまに見ます。

全国地値マップ

自分ちの土地の評価が高いのではないかと思ったら、こちらで
調べてみるといいでしょう。
ふられてる固定資産税路線価(近傍宅地)から、どういった
ロジックで査定されているのか、市役所へ聞きに行けば教えてもらえます。

かりに下げてもらえれば、何年、何十年のことだから結構大きい。
また収めた固定資産税が返してもらえるかもしれません。

まれにですが、相続税申告のときに、これ高いので下がると思います。
そんな話をすると、相続税申告以上に感謝されたりすることも。

銀行員の失業対策なのだろう

法人のM&A。
といっても知り合い同士による、いわゆるお友達企業買収。

もちろん知り合いといっても利益相反はあるのですが、
それでももともと信頼関係があってのこと。
簿外債務や不良債権など心配しているはずもなく、辞めた従業員から
未払残業代など請求されることなど考えてもいない。

そこへ買収予定の会社取引先の銀行からの提案。
うちのコンサル部のデューデリを是非受けましょう。
危険回避のためにも。
ちなみにコンサル費用が500万ほどかかります。

あのね。

年商1億もない零細企業。当然買収金額だってしれている。
またそういったことをやりたくない、しないためのお友達M&A。
それに意味ないコンサル付けて500万円払え。
どういう神経をしているのか。

と呆れつつ、これも銀行員の一種の失業対策なのだろうと。
もともと銀行員の資質の一つに、面の皮の厚さというのがありました。
ますますそれが必要な時代となりました。

信用を金にすることを疑問に思え

税理士会でお世話になっているとかいう保険会社から
挨拶にうかがいたい、という営業の電話。
いつものように、代理店はするつもりない、こちらから積極的に
売るつもりはないと説明し、丁重(冷たく)にお断りしました。

なんか最近増えた気がします、こういった売り込み。
おそらく保険という業界全体に左前で、その分税理士という職業の
信用を利用して売り込んでいきたいという動きか。

節税保険に対してお上から怒りを買い、低金利で運用商品としての
魅力もなくなって、いよいよ煮詰まっているのでしょう。

税理士会から送られてくるチラシには、保険をいっぱい売ったり
入ったりすると、なぜか表彰されたり褒められたりするらしい。
ワタシにはよく分からない。

もちろんニーズがあって入ってくれて、それでコミッションをもらうことに
対してまでは非難はしません。
でも誰のニーズなのか、またずぶずぶの関係を保ちつつ保険を売るという
行為に対して、いまだ疑問をもたない人間が多すぎる我々の業界は。

沈みゆく業界のじたばたに付き合っていると、自分たちの信用も沈没する
とは考えないのだろうか。毎度不思議に思う。

ワタシの希望は、保険のコミッションで業界が支えられるくらいなら
会費をあげてほしい。
研修もがっつり有料にしてもらい、人間ドックや図書の購入補助なども不要。

かかるものはかかる、それでよい。
納税者(お客さん)から間接的に金をまき上げて、ただ乗りするのは気分悪い。
いい加減信用をこういった形でマネタイズするのはやめろ。

セキュリティ保護なし、安全ではありません

事務所HP、ブログ、それぞれ現在はSSLとなっています。

事務所HPについては、どうも一部のアクセス先からはブロックされている
らしいというのが気になって2年前に変更済み。
ブログについては、ITパスポートでセキュリティのことを勉強して
気になったからです。

で、最近気になるのが、ネットでHPを見るときに表示される
セキュリティ保護なし、安全ではありません、この表示。

自分自身セキュリティ意識が低かったので、えらそうなことは
いえませんが「ネットリテラシーが低い」これを自らアピール
しているように見えてしまうのです。

とくにカッコいいHP、内容が充実しているHPに、これが出てしまうと
クオリティが下がってしまうような気がする。
考えすぎなのでしょうか。

さまざまな評価、判断が直接会うことなく、ネットでされてしまう時代。
アドレスに🔏マークが表示されること、これもビジネスマナーの一つ
とされるのではないかなと。

神々の山嶺



神々の山嶺

原作、夢枕獏、作画、谷口ジローのいわずと知れた日本の傑作劇画、
それをアニメ化したのがフランス人。
少々騒がしい、日本の予告編よりフランス語版のこちらの方が静かで美しい。

ミステリーの仕立てとなっていますが、そこはきっかけに過ぎず
それより山に取りつかれた、男たちの生きざまが見どころ。
そしてそれがフランスでヒットした理由でもあるのでしょう。

日本でも人気の谷内ジロー、フランスでまた別格の扱いとなる。
マンガ、劇画家の枠を超えて、芸術家としての尊敬を集めてます。
その作者のアニメ化。傑作に決まってる。

見るべし。

悪意なきことこそが問題なのだ

地獄への道は善意で敷き詰められている

善意、よき意思が必ずしも良い結果につながらない
たとえ話として、出てくる言葉。

そう、そして実社会において、大人として暮らしていれば
まあ、思い当たることばかりでしょう。

分かりやすい悪意をもって、分かりやすいキャラクターで
よくないこと、迷惑なことをする人こそまずいない。
皆さん、よきことをしようと、善意に基づいて行動している。

おそらく人を死に至らしめるようなトンでもない行為でも
恐ろしいことに、本人の中では、よきことと定義されている。

人の社会のトラブルは、この善意への志向と、生みだされる結果の
ギャップにあるといってもいい。
そしてこの善意への志向も、個人ごとにテンでバラバラ
正しきこと、正義のあり方が違うのです。

善意は必ずしもいい結果をもたらさない。
いや善意だからこそ、抜き差しならなくなって
悲惨な結果にまっしぐらもあり得る。

ときにはいい加減もいいもんだ。
人間長くやっていると、ふとそんなことを思う。

ハッシュ関数

ITパスポートを勉強して、始めてその存在を知りましたハッシュ関数。
何気に電子申告で使っている、電子署名でも使われています。

申告内容を一定の計算により、ハッシュ値という一定の長さにした
ダイジェスト版を作成し、それを元の文章に張り付ける。
そして送られてきた文章から、同じようなハッシュ値を作成し
改ざんの有無を判定するという技術。

この技術は暗号資産についても使われていて、ブロックチェーンというのは
このハッシュ値のつながりのことです。
前のブロックを後ろのブロックが証明し、それがつながることにより
改ざんすることができないこととなっています。

また電子署名で大事な技術が、暗号化の技術。
それもCAによる認証を受けた公開鍵。

ネットでデータをやり取りするに、生のデータをむき出しにするわけには
いかない。それを暗号化して送信するのですが、そのときに使うのが
暗号のための鍵。

この鍵には暗号化ともとへも戻す(復号化)ときに同じ鍵を使う共通鍵方式と
暗号化と復号化、それぞれ別の鍵を使う方式があるのですが、
その場合に公開された鍵と、秘匿された鍵の2つを使うのが公開鍵方式。

このときの公開鍵を人たちに知らしめる必要があるのですが、
そのときにCAが確かに、この公開鍵はこの人のものだよと保証してくれる。
それにより身元保証がされ、その公開鍵を安心して利用することができる。
そんな仕組みになってます。

電子申告で使われる電子認証では、申告するが側が秘密鍵で暗号化し、
受取った方が公開鍵で復号化するようになっています。

と、書いてますが、あってますよね。
税理士になったとき、こんな知識や素養が求められるとは思わなかった。。

電子申請入門講座
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索
Archives
  • ライブドアブログ